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ロッド・スチュワート 「マヨネーズで髪型を整えているという噂」「ライヴエイドに出演しなかった本当の理由」等について語る

2021/11/17 15:37掲載
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Rod Stewart
Rod Stewart
ロッド・スチュワート(Rod Stewart)は「マヨネーズで髪型を整えている」という噂について、英BBCのインタビューの中で真相を語る。これはスモール・フェイセスのスティーヴ・マリオットが以前に発言したもの。BBCでは、ライヴエイドに出演しなかった本当の理由、妻、最新アルバム、演奏に飽きたヒット曲などについても話しています。

Q:お聞きしたいことがあります。スモール・フェイセスのスティーヴ・マリオットは以前、あなたの有名な髪型は、マヨネーズを頭皮になじませてからタオルでこすったものだと言っていました。嘘だと言ってほしい。

「いや、とんでもない話だよ。絶対にない。フランスで言うところの“ブーファン(ふっくらした)”をやり始めた頃に使っていたのは、ぬるま湯と砂糖だけだった。だから、マヨネーズは使ったことがないよ。そんなの馬鹿げている。匂いを想像してみてよ」

Q:ライヴエイドに出演しなかったのは?

※何年も前から、ロッドはショーに間に合うようにバンドを組むことができなかったと言われてきました。しかし、彼は最近になって、自分が出演しなかった本当の理由を知りました。

「本当はやる予定だったんだけど、バンドの何人かから聞いた話では、僕の元マネージャーが、僕が適切なニュース報道をされていないからという理由で出演を断ったらしいんだ。

彼は、僕が10時のCBSニュースに出演できるならやってもいいと言って、そうでなければ、やらないと言っていたんだ。

それが目的じゃないのにね。子供たちのためにお金を集めるためだったんだ。アメリカのどのニュースチャンネルに出るかということではなかったんだよ。

このことを知ったのは最近になってからなんだ。僕がやっていないのはおかしいと思っていたんだよ」

Q:新アルバムの多くは、ロックダウン中に自宅で書いたものですね?

「ロックダウンのおかげで、曲にじっくりと向き合うことができたと思うよ。僕は幸運だった。高層ビルの2部屋に3、4人の子供を抱えている家族に比べれば、ロックダウンははるかに楽なものだったんだ。確かに涙する時もあったけど、大体は簡単に切り抜けられたよ。

あと、医療上の問題にも対処する時間もできた。この6年間、悩まされていた右ひざを人工膝関節にしたんだ。だから、今はとても元気だよ」

Q:ラスベガスでライヴを行ったばかりですね。以前よりもステージを動き回ることができましたか?

「ああ、まるで20代の頃のようだったよ。信じられないくらいだ。以前は、骨を削る痛みのために走るのも大変だった。アドレナリンと抗炎症剤のおかげでライヴを乗り切ることができた。今では、薬は一切必要ない。まさに第二の人生を歩んでいると言えるよ」

Q:新アルバムの中で私が好きな曲のひとつに「I Can't Imagine」がありますが、これはペニー(ランカスター。ロッドの妻)のために書いたものですよね?

「そうだよ。僕たちはもう23年も一緒にいるんだよ。すごいことだよね」

Q:彼女は最近、特別警察官の訓練を受けました。様子はどうですか?

※ペニーは2021年4月にロンドン市警察の特別警察官の資格を正式に取得。制服を着てロンドン市内をパトロールしています。

「彼女は警察の仕事が大好きなんだ。彼女は8ヵ月間、勉強と運動を繰り返し、僕はずっと彼女をサポートしてきた。

今、彼女は木曜の夜に働いていて、タワーブリッジや街を回っているから、かなり安全だよ。終わったら僕に電話をして、運転手に迎えに行かせるんだ。

彼女が今から帰ると言うと、僕は寝ることができる。そうでなければ、当然、僕は眠れない。でも、彼女は夜中の2時まで署にいることもある。何かあったら、すべての書類に記入しなければならないからね。でも、彼女はこの仕事が大好きなんだ」。

Q:「Born to Boogieという曲は、マーク・ボランへの愛情のこもったトリビュートです。彼との思い出は?

「僕たちは飲み友達で、共通の話題がたくさんあった。同じブルース・アーティストが好きだったり、同じ店で買い物をしたり、よく顔を合わせていたんだ」

Q:エルトン・ジョンのようなフェアウェル・ツアーをすることは考えますか?

「いやいや、僕はフェアウェル・ツアーはやらないよ」

Q:みんなが「Kookooaramabama」という曲について聞いていると思います。その言葉はどこから来たのですか?

「スタジオで曲を作っていて、そこにバックシンガーを入れて、僕が歌い始めたんだ。“Kookooaramabama!”とね。とてもリズミカルでキャッチーな曲だよ。これこそが音楽を作ることの素晴らしさだよ。突然、アイデアを思いつき、それを実行することができるんだから」

Q:この曲はセックスの楽しさを歌ったものですが、あなたはこれまで音楽の中で恥ずかしげもなく語ってきましたね。

「このアルバムには、いくつかのセクシーな曲が入っているんだよ。“One More Time”は、別れたときに“もう一回だけしようよ”と言ったときのことを歌ってるんだ。僕自身はそんなことをしたことはないけどね。

2曲目の“Gabriella”は、処女を捨てることを決意した女の子が、いい男を選びに行く話。どれもセクシーな曲だよ」

Q:来年もツアーに出ますね。キャリアの中で最も多く演奏した曲は何か知っていますか?

「それは間違いなく“Maggie May”だろうね。絶対に外せないよ」

Q:正解です。setlist.fmというセットリストサイトによると、あなたは“Maggie May”を合計で1,500回演奏したそうです。

「すごい。1,500回? ちょっと(そのサイトを)見てみようかな」

Q:1,500回目の演奏で曲に飽きることはありますか?

「いや、毎晩違う反応が返ってくるからね。唯一、飽きたのは“Do You Think I'm Sexy”だね。あの曲は、ピンクの便座を首から下げているようなものだから。でも、ディスコ時代の一部なので、やってもいいと思っているよ。本当に」