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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード 自身の音楽的ヒーローについて語る ZEPやジャニス・ジョプリンなど

2021/11/12 17:22掲載
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Rob Halford
Rob Halford
ジューダス・プリースト(Judas Priest)のヴォーカリスト、ロブ・ハルフォード(Rob Halford)は、REVOLVER誌の「Fan First」企画に出演した際、自身の音楽的ヒーローについて語り、レッド・ツェッペリンやジャニス・ジョプリンなどについて触れています。

インタビュアーは「あなたの本の一節から始めたいと思います。“レッド・ツェッペリンは俺を圧倒した。ベッドに寝そべって、ビーチシェルの2つのスピーカーの間で“Whole Lotta Love”を初めて聴いた時のことは忘れられない。ロバート・プラントとジミー・ペイジがスピーカーの間で行ったり来たりする左右のインタープレイには驚かされた”とあります。あのヴォーカルのパワーと激しさは、アナタにどのような影響を与えたのでしょうか?」と尋ねると、ロブはこう答えました。

「すべてのミュージシャンは、仲間のミュージシャンからインスピレーションを受けるものだ。それがロックンロールの素晴らしいところなんだよ。俺たちは皆、自分のヒーローを持っている。君があの時のことを取り上げてくれたのは素晴らしいことだよ。

俺はステレオのレコードプレーヤーを持っていなかったので、変に聞こえるかもしれないが、アンプを手に入れて、どうにかステレオの左右をやる方法を見つけたんだ。

ジミーがレッド・ツェッペリンのためにあのようにステレオを使っていたことに、ただただ魅了された。それが俺の音楽体験の最初のお気に入りの1つで、俺たちが手にすることのできるメタル・マジックだったんだ。

特にロバートの声は、当時も今も、俺がシンガーとして活動する上で大きな支えとなっている。なぜなら、人間の声にはさまざまな可能性があることに気付かせてくれたから。

ロバートの歌を聴いたとき、俺はそんな風に歌っていなかったと思う。俺はメタルの初期段階にいたが、ジャムやリハーサルなどで、彼の表現を真似していたのは間違いない。

ロバートはブルースが大好きで、ベッシー・スミスやマディ・ウォーターズ、リトル・リチャードまで遡れば、誰もが悲鳴を上げ、泣き叫んでいた。

俺は、新しい記憶や考えを持つのに年齢を重ねることはないと思っている。俺がこれらのパフォーマーから学んだことは、ただ自分の抑制を捨てなければならないということなんだ。

俺が彼らから学んだのは、抑制を捨てて、純粋な感情を持って、恐れずに表現すること。当時のロバート・プラントやジャニス・ジョプリンがモントレーで心の底から叫んでいるのを見ると、とても力強いものを感じるよ。

当時、女性はそのようなパフォーマンスをしてはいけないとされていた。だから、俺にとっては、偉大なパフォーマーたち、特にシンガーたちは、後の大冒険につながる刺激的なきっかけだったんだ」