ジャックスを母体に生まれた高橋照幸のバンド、休みの国。1975年のライヴ音源が正式発売決定。アルバム『休みの国コンサート1975』は12月15日発売。リリース元はSUPER FUJI DISCS。メンバーは高橋照幸(ボーカル、ギター)、谷野ひとし(ベース)、つのだ☆ひろ(ドラムス)、永井充男(ギター)、岡村みち(ピアノ)。ダイジェスト動画が公開されています。
以下インフォメーションより
休みの国はジャックスを母体に生まれた高橋照幸独りのあるいは不定形のロック・バンド。1972年、2ndアルバム『FY FAN』録音後に渡欧その帰国直後に再スタートを宣言した1975年4月「休みの国コンサート」を収めたオープンリール・テープから編集・マスタリングした。1977年の『トーチカ』までの空白を埋める貴重なものであり、そのライブの全貌が初めて明らかになる。
この日はフリーコンサートでさらにジャックスのメンバーが出演ということで満員盛況、この日限りのピアノを加えた演奏は、「第五氷河期」「追放の歌」などの代表曲はスタジオ盤と遜色なく、「悪魔巣取金愚」の後半アレンジは出色の出来。またこの再出発の為に作られたという「白い国籍のスパイ」の素晴らしさが際立つ。他の誰もが歌ったことのない観念的で特異な詩世界と奇妙な音の選び方は、高橋照幸だけのもの。そして、この独特の不安定感が強烈な説得力を持つ。
【休みの国】
高橋照幸 ボーカル、ギター
谷野ひとし ベース
つのだ☆ひろ ドラムス
永井充男 ギター
岡村みち ピアノ
1975年4月19日
東京・お茶の水日仏会館ホール
■『休みの国コンサート1975』
1 第五氷河期
2 マザー
3 白い国籍のスパイ
4 ウィークエンド
5 マリー・ジェーン
6 追放の歌
7 悪魔巣取金愚
8 飛べないフクロウ
9 夕焼地帯
10 お前の頭の上
11 YOU
12 朝のダウンタウン
13 精神病院の中で
14 ドクター・クークー
15 霧の中から
[休みの国]
高橋照幸 ボーカル、ギター
谷野ひとし ベース
つのだ☆ひろ ドラムス
永井充男 ギター
岡村みち ピアノ
1975年4月19日
東京・お茶の水日仏会館ホール
[休みの国] 高橋照幸(1948-2016)を中心に、あるいはその独りによるロック・バンド。1969年、活動末期のジャックスとの交遊から、谷野ひとし(ベース)、つのだひろ(ドラムス)、木田高介(キーボード、フルート、トランペット)、遠藤賢司(ハーモニカ)が参加したアルバム『休みの国』を同年6月にURCより発表(早川義夫はディレクターとして参加)。1972年、2ndアルバム『FY FAN』を録音後、高橋は渡欧。URCは無断で、この一部と69年録音分を併せて『休みの国』として発売。1977年、自主制作映画『特攻任侠自衛隊』(土方鉄人監督)の音楽を担当、その主題歌「悪魔巣取金愚」は、その後、大槻ケンジやキノコホテルにカバーされる。1977年、カイゾク(高橋照幸)名義で『TOCHIKA』を自主制作発売、1981年『MID-WAY』をラジオシティレコードより発売。断続的にライブ活動を続け、谷野ひとし、つのだひろとは最後まで共にした。