モトリー・クルー(Mötley Crüe)の
ニッキー・シックス(Nikki Sixx)は、“ニッキー・シックス”という名前の由来について『The Eddie Trunk Podcast』で話しています。彼以外に“ニッキー・シックス”と名乗る人物がすでにいましたが、彼はその名前を名乗るようになったという。彼の新しい回顧録『The First 21: How I Became Nikki Sixx』でも語られています。
Q:ニッキー・シックスという名前になるまでのストーリーを教えてください。
「長い間活動していると、そういったちょっとした瞬間を忘れてしまうものだけど、それを話題にすると笑えてくるよ。
俺にはアンジーという彼女がいて、ハリウッド高校の向かいに住んでいたんだけど、家が焼けてしまったんだ。幸運なことに、そのとき俺はベースを持っていた。そうでなければ俺は終わっていただろうね。ブーツとジーンズ、Tシャツ2枚しか持っていなかった。
それで、アンジーと一緒に住むことになって、彼女のスクラップブックを見ていた。当時、俺は(モトリー・クルー以前に組んでいたバンドの)ロンドンのニッキー・ロンドンで、俺のほか、リジー・グレイ、デイン・レイジ、ジョン・セント・ジョン、そしてさまざまなシンガーが参加していた。俺らに合ったシンガーを探していたんだ。
彼女のスクラップブックを見ていたら、ニッキー・シックス(Nikki Sixx)がいた。それで、ニッキー・ナイン(Nikki Nine)という名前に変えようと思ったんだ。みんなに“ラモーンズになりたいのか? リジー・ロンドンとか、デイン・ロンドンとか、ニッキー・ロンドンとか...”って言っていたからね。
俺はチームの一員であることが好きだから、自分のバンドにはしたくなかった。このスクラップブックでは名前がNiky SyxとかSyxxって綴られていた。アンジーが家に帰ってきた後、俺は“これからはNikki Sixxとして活動するよ”と言ったんだ。
彼女は“ニッキー・シックスはだめでしょう、ニッキー・シックスはもう一人いるんだから!”と言った。でも、若い頃はね...」
ニッキー・シックスという名はもともと彼のバンドネームでしたが、1981年に法的な手続きを行い、本名となっています。出生名はフランク・カールトン・セラフィーノ・フェランナ・ジュニア(Frank Carlton Serafino Feranna Jr.)