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ギャップ・バンドのロニー・ウィルソンが死去

2021/11/03 12:28掲載
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Ronnie Wilson
Ronnie Wilson
米国のファンク/R&Bバンド、ギャップ・バンド(The Gap Band)を構成していたウィルソン兄弟のひとり、ロニー・ウィルソン(Ronnie Wilson)が死去。ロニーの妻であるリンダ・ボールウェア・ウィルソンがサイトTMZに語ったところによると、ロニーは先週、脳卒中を起こした後、11月2日の朝(現地時間)に米オハイオ州タルサの自宅で亡くなっています。妻は声明の中でロニーのことを「フリューゲルホルン、トランペット、キーボード、そして歌の音楽を創造し、プロデュースし、演奏する天才」と呼んでいます。ロニーは73歳でした。

ウィルソン兄弟は、オクラホマ州タルサで育ちました。彼らのバンド名のGAPは、グリーンウッド、アーチャー、パインの略で、1921年に起きたタルサ人種虐殺事件で白人暴徒に狙われたタルサ黒人居住区の主要な通りの名前から取られています。ウィルソン兄弟は、このエリアから数ブロック離れた場所で育ちました。

ギャップ・バンドは1974年にデビュー・アルバム『Magicians Holiday』をリリース。1979年にMercury Recordsと契約してから全国的な成功を収めます。ギャップ・バンドは10年以上にわたり、R&Bチャートのトップに君臨し、時を経るごとに評価が高まる素晴らしい音楽を生み出しました。彼らの作品は新しい世代のアーティストに影響を与え、新しい世代は現代のソウルやヒップホップのアルバムを作る際にギャップ・サウンドを利用しています。

ロニー・ウィルソンは、ギャップ・バンドでのマルチ・インストゥルメンタリストとしての活動やソングライティングに加えて、複数のアーティストのアルバムをプロデュースしました。

ウィルソン兄弟のひとり、ロバート・ウィルソンは2010年に53歳で亡くなっています。