モトリー・クルー(Mötley Crüe)の
ニッキー・シックス(Nikki Sixx)は、健康とフィットネスはパフォーマンス・アーティストとして不可欠な要素であると考えており、ミュージシャンがビール腹の状態でライヴをするのは「無責任」だと述べています。
シックスは「Fresh N' Lean」のインタビューの中で次のようにコメントしています
「俺の家族は太っている人が多いんだ。俺は195ポンド(88kg)、6フィート1インチ(185cm)。有酸素運動と軽・中量のウェイトトレーニングをすると185(84kg)くらいまで減るんだけど、実際のところ、少しだけ体重が増えてしまうんだ。
だから、すごく頑張らないといけないんだよ。俺は200(90kg)を目指している。必ずしも虚栄心のためではなく、(体が重いと)うまくいかないんだ。
機械はうまく動かないし、考えもまとまらないし、よく眠れない。だから、健康とフィットネスは俺の生活の一部になっているんだよ。
思い返してみると、(モトリー・クルーの2作目のアルバムである1983年の)『Shout at the Devil』の頃も、当時はウイスキーをたくさん飲んでいたけど、ツアーの準備のためにワークアウトやトレーニングをしていたのを覚えているよ。
だって、ステージ上では気が抜けないだろう。あちこちからお客さんが演奏を聴きに来ているのに、疲れてビール腹になって立っているだけなんてね。それは無責任だよ。君に取って代わりたいと望んでいるバンドは他にいくらでもいるんだよ。
(運動と健康は)俺の人生の一部となっている。今は、正しい食生活を心がけ、十分な睡眠をとるようにしているんだ。俺が気に入っているのは、自分の睡眠をモニターしてくれるWhoopアプリだよ。以前はOura Ringを使っていた。俺は常に作品を作りたいと思っているし、ツアーにも行くので、エネルギーのためにそういったものに気をつけるようにしているんだ。戻れない道に進んでしまってはいけない。把握しておかないと、すべてに直結してしまうからね。
2歳の子供がいると、曲を書いたり、インタビューを受けたり、仕事をしたりしていても、一日の終わりには、この小さな子供が君の時間を必要としている。俺には4人の年長の子供がいて、彼らは父親との時間を必要としているし、妻や友人との時間を大切にしているんだ。だから、ワークアウトとエネルギーは非常に重要なんだ」