ジェイ・アンド・ジ・アメリカンズのヴォーカリスト、ジェイ・ブラックが死去

1960年代に人気を博した米ロック・グループ、ジェイ・アンド・ジ・アメリカンズ（Jay and the Americans）のヴォーカリスト、ジェイ・ブラックが10月22日、肺炎の合併症のため死去。ブラックは認知症も患っていました。82歳でした。

ジェイ・ブラックは米ブルックリン生まれ。本名はデヴィッド・ブラット。ドゥーワップグループのザ・エンパイアーズの前座を務めた後、1962年にオリジナルシンガーのジョン・"ジェイ"・トレイナーに代わってジェイ・アンド・ジ・アメリカンズのリードシンガーを担う。ジェイ・アンド・ジ・アメリカンズは、60年初頭より70年始めにかけて全米ヒット・チャートに18曲も送り込んだが、その成功の大半でジェイ・ブラックがリード・ヴォーカルを務めた。代表曲は「Come a Little Bit Closer」（1964年）、「Cara Mia」（1965年）、「This Magic Moment」（1968年）など。

ジェイ・アンド・ジ・アメリカンズは、1964年にワシントンD.C.で行われたビートルズの米国初コンサートでオープニングアクトを務めた。