裸のラリーズ Les Rallizes Dénudés Official Site.
日本のサイケデリック・ノイズバンド、裸のラリーズの公式サイトが開設され、中心人物であるギター/ヴォーカルの水谷孝が2019年に亡くなっていたことが明らかにされています。音楽評論家の松山晋也が関係者に取材して、このサイトが公式サイトであること、水谷孝が2019年暮れに亡くなっていたことを確認しています。
公式サイトでは、裸のラリーズのオリジナル・アルバム3タイトル『’67-’69 Studio et Live』、『Mizutani / Les Rallizes Denudes』、『’77 Live』の再発を計画していること、また1973年に吉祥寺のライブハウスOZで記録された音源を収録したオムニバス・アルバム『OZ DAYS LIVE』の新装リイシューを計画していることが発表されています。
■裸のラリーズの公式サイト
https://www.lesrallizesdenudes-official.com/ 裸のラリーズは1967年11月に京都で結成。メンバーは水谷孝(ギター,ヴォーカル)、中村武志(ギター)、若林盛亮(ベース)に、ほどなくしてドラムの加藤隆史が加わった。翌68年からコンサート活動を開始。結成時のメンバーには、後によど号ハイジャック事件に加わった若林盛亮もいた。70年の後半、水谷は東京に移り、長田幹夫(ベース)、正田俊一郎(ドラムス)と「東京版ラリーズ」を編成。71年には久保田麻琴 がサポート的に参加し、「精進湖ロックシーン」などのイベントへの出演を行った。72年にはギターの中村が復帰。80年8月に元・村八分のギタリスト、山口冨士夫が加入。山口は81年の3月まで在籍した。
水谷がフランス滞在中の91年8月、初の公式アルバム『'67-'69 STUDIO et LIVE』『MIZUTANI -Les Rallizes Denudes』『'77 LIVE』をリリース。92年9月には初のビデオ『Les Rallizes Denudes』をリリースした。水谷の公式の記録としての最後の演奏は97年11月、サックスのアーサー・ドイル、ドラムの 豊住芳三郎とのセッションとされている。以降、活動を停止した。