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ダニエル・ジョンストンに迫るドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』 配信上映決定

2021/10/18 16:14掲載
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悪魔とダニエル・ジョンストン
悪魔とダニエル・ジョンストン
Bunkamuraル・シネマが手掛けるオンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA」にて、ダニエル・ジョンストンに迫るドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』の配信上映が決定。10月30日(土)より配信上映が開始されます。

以下インフォメーションより

ボブ・ディラン以上の才能と評され、カート・コバーン、トム・ウェイツ、デヴィッド・ボウイ、ソニック・ユースら世界中のアーティストを魅了し、惜しくも2019年に亡くなったアーティスト/シンガー・ソングライター、ダニエル・ジョンストン。その素顔に迫るドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』の配信上映が決定、東京・渋谷の映画館、Bunkamuraル・シネマが手掛けるオンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA」にて10/30(土)より配信上映開始となります。本配信上映は、日本未公開映画の紹介、上映を企画・運営する団体Gucchi’s Free School(グッチーズ・フリースクール)と、オンライン映画館APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMAのコラボレーションによって開催されます。

悲しまないで、大丈夫。最後には真実の愛が君を見つけてくれる──
現代アメリカを代表する唯一無二のアーティスト、ダニエル・ジョンストンの素顔に迫るドキュメンタリー

ダニエル・ジョンストンは1961年、カリフォルニア生まれのアーティスト/シンガー・ソングライター。80年代初頭、自ら歌と演奏を吹き込んだカセットテープをダビングして友人たちに配布し、音楽活動を本格化させる。移り住んだオースティンでそれらのテープが瞬く間に話題になると、1985年、MTVの番組に登場し一躍全国区での称賛を集める。その後ニルヴァーナのカート・コバーンがダニエル・ジョンストンのTシャツを着用したことでその名声はさらに高まり、ジャド・フェアやソニック・ユースのメンバー、ヨ・ラ・テンゴらとコラボレーションを経て、ダニエル・ジョンストンは「インディ」「ローファイ」の精神を象徴する、現代アメリカ屈指のシンガー・ソングライターとなる。また、音楽活動とともに続けていたアートワーク制作も高く評価されており、2006年には複数のペインティングがホイットニー美術館にも出展され、sacaiやVans、Supremeなどのファッションブランドも彼のアートワークを起用したコレクションを発表している。今回上映となるドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル・ジョンストン』(2005)は、実の両親や友人、関係者のインタビューから、彼が注目を集めるきっかけとなった当時のMTVでのパフォーマンス映像、そして本人が長年カセットテープに記録し続けた音声、アートワーク、膨大なフッテージを通し、ダニエル・ジョンストンの素顔と半生に迫るドキュメンタリー映画である。

メンタルヘルスの不調と付き合いながらも、精力的に活動したダニエル・ジョンストン。本作は、しばしば大雑把に語られがちな「天才芸術家とその狂気」というフォーミュラを、丁寧に読み解こうとする試みでもある。2019年に惜しまれながら生涯を閉じた後も、彼のロマンティックでピュア、混沌としつつも美しい楽曲とアートを称える声は止まない。今回の配信上映は、そんなダニエル・ジョンストンの魅力にあらためて触れる絶好の機会となっている。


■作品名:『悪魔とダニエル・ジョンストン』
APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMAにて10/30(土)より配信上映開始

【作品紹介】
統合失調症と双極性障害を抱えながらもローファイでピュアな名曲の数々を世に送り出し、2019年に58年の生涯を終えた不世出のシンガー・ソングライター、ダニエル・ジョンストン。本作は本人や周囲の人々へのインタビューと、ダニエル自身が撮りためていた膨大なフッテージ映像を用いて、おばけのキャスパーとマウンテンデュー、そして悪魔に取り憑かれた彼の数奇な半生へ我々を誘う。2005年のサンダンス映画祭でドキュメンタリー監督賞を受賞。

「ダニエル・ジョンストンは、私がアートを愛するようになったその原初の心を思い出させてくれる」──デヴィッド・ボウイ
「ダニエル・ジョンストンは最も大きな心と、それに魔法みたいな歌を持っている。」──The Guardian
「彼は傷ついたものたちにとってのヒーローだった。」──Vulture

【作品情報】
『悪魔とダニエル・ジョンストン』The Devil and Daniel Johnston
2005年/アメリカ/110分 
監督:ジェフ・フォイヤージーク
製作:ヘンリー・S・ローゼンタール
製作総指揮:テッド・ホープ
脚本:ジェフ・フォイヤージーク
撮影:フォルトゥナート・プロコッピオ
音楽:ダニエル・ジョンストン
出演:ダニエル・ジョンストン、キャシー・マッカーティ、ジャド・フェア、スティーヴ・シェリー、ギビー・ヘインズ、ジェフ・タルタコフ、ルイス・ブラック、マット・グローニング

監督情報:ジェフ・フォイヤージーク Jeff Feuerzeig
1964年、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身。オルタナティヴ・バンド、ハーフ・ジャパニーズを取材した監督作『ハーフ・ジャパニーズ/ザ・バンド・ザット・ウッド・ビー・キング』(1993)がニューヨークのフィルムフォーラムを皮切りにアメリカ全土のアート系シアターで上映され、好評となる。『悪魔とダニエル・ジョンストン』(2005)はサンダンス映画祭でドキュメンタリー監督賞を受賞。音楽専門誌「Mojo」が最高の音楽ドキュメンタリー映画ベスト10に選出するなど大きな話題を呼んだ。その後の監督作には映画『ロッキー』(1976)のモデルとなったボクサー、チャック・ウェプナーについてのTVドキュメンタリー『The Real Rocky』(2011)、謎の作家“J.T.リロイ”に迫る『作家、本当のJ.T.リロイ』(2016)などがある。

主な監督作品
『Jon Hendricks: The Freddie Sessions』 (1990、短編)
『Half Japanese: The Band That Would Be King』(1993)
『悪魔とダニエル・ジョンストン』(2005)
『The Real Rocky』(2011、TV)
『作家、本当のJ.T.リロイ』(2016)

★本配信上映は、日本未公開映画の紹介、上映を企画・運営する団体Gucchi’s Free School(グッチーズ・フリースクール)と、オンライン映画館APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMAのコラボレーションによって開催されます。