『JAZZ JAPAN Vol.135』の表紙巻頭特集は、発掘されたジョン・コルトレーン『至上の愛』完奏ライヴ音源盤『至上の愛〜ライヴ・イン・シアトル』。その驚愕の内容を紹介。他の特集は「トニー・ベネット&レディー・ガガ第2章」ほか。10月21日発売
■YOUNG GUITAR 2021年12月号増刊
『JAZZ JAPAN Vol.135』
A4変型判/160頁/定価1,177円(税込)/10月21日発売
<内容>
■表紙巻頭特集1.ジョン・コルトレーン
『至上の愛』を完奏した発掘ライヴ音源
驚愕のダブルベース+3管フロント版
ジョン・コルトレーンのマスターピース(最高傑作)『至上の愛(A Love Supreme)』の、シアトルのクラブ“ペントハウス”でのライヴ音源が発掘された。ブルーノート・レコードの敏腕プロデューサーであり、レゾナンス・レコードの副社長にして「名盤発掘男」の異名を取るゼブ・フェルドマンの快挙である。その驚愕の内容を紹介する。
■特集2.トニー・ベネット&レディー・ガガ第2章
ここには歌うことを最大の自己表現と定めた選ばれた者の矜持と屈指のエンターテインメント感覚の誉れがある
トニー・ベネットとレディー・ガガの共演第2作『ラヴ・フォー・セール』がリリースされた。二人のスターの名唱を引き出したのは「20世紀米国音楽の栄光の礎となるコール・ポーターという偉才が書いたスタンダードであり、ジャズという様式なのである」というこの作品の魅力を解き明かす。
■特集3.シオ・クローカー
ジャズの未来を創る者=“ヤング・マイルス”
「ジャズという言葉でのカテゴライズはもう適切ではないね…僕の音楽はとてもアメリカンであると同時に…もっと大きな括りでのジャズで、ブラック・カルチャーを有する、もっとフォワードなものだ」というシオの音楽を明らかにしていきたい。
■特集4.ジュリー・ロンドン
私たちはいまもジュリーに恋するのだ
魅惑のハスキー・ヴォイスとジャケットの美しい姿に魅了されたファンはアルバムを通して彼女にラヴ・コールをおくる。そんな日本のファンにリバティ時代の全30作を復刻した当時の担当ディレクターに、“なぜ私たちはいまもジュリーに恋するのか”を語ってもらった。
■特集5.ジョー・パス(g)レコードカタログ
・上西千波:ジャズとショート・ノベルの誘い
・ルカ・マヌッツア:イタリアの美意識が息づく新感覚のハーモニー
・茅野嘉亮:360 Open air jam 自然との会話が生む無二の音世界
・インタビュー:挾間美帆/fox capture plan/田中鮎美/日野林晋(NF4)/本山禎朗