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Eテレ『香川照之の昆虫すごいぜ!』新作は“幻”の赤とんぼ、カマキリ先生 異例の「ゲットできない!」宣言

2021/10/12 12:23掲載
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NHK『香川照之の昆虫すごいぜ!「赤とんぼ」』(c)NHK
NHK『香川照之の昆虫すごいぜ!「赤とんぼ」』(c)NHK
「人間よ、昆虫から学べ!」をキャッチフレーズに、2016年からNHK Eテレで開始した番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』。新作のターゲットは“幻”の赤とんぼ。全国で赤とんぼが激減していると報告されていますが、今回、カマキリ先生(香川照之)は「捕れないことで、アカネ属が減っていることを証明したい!」と、番組では前例のない「ゲットできない!」宣言をしての昆虫採集がスタートします。「赤とんぼ」編はEテレで11月3日(水・祝)放送。

■『香川照之の昆虫すごいぜ!「赤とんぼ」』
NHK Eテレ 11月3日(水・祝)午前9:00〜9:30
再放送:NHK Eテレ 11月7日(日)午後4:00〜4:30

今回のターゲットは“幻”の赤とんぼ

実は、日本には“赤とんぼ”という種のトンボはいない。童謡「赤とんぼ」で歌われたのは「ナツアカネ」と呼ばれるトンボだったといわれている。ほかにも秋になると田んぼでみかける「アキアカネ」などこれらのアカネ属のトンボが、米作りとともにあった日本の里山の風景を赤く彩ってきた。ところが、減反や稲作の変化によって、トンボのすみかである田んぼの環境が変わる中、全国で赤とんぼが激減していると報告されている。

この異変にカマキリ先生は「捕れないことで、アカネ属が減っていることを証明したい!」と、番組では前例のない「ゲットできない!」宣言をしての昆虫採集がスタート。果たして、日本の里山のシンボル・赤とんぼはゲットなるのか? さらに、スタジオでも、このままでは日本の空から赤トンボが消えてしまう!?と、これまた前例のない真面目なカマキリ先生が、子カマキリたちへ熱い授業を行う。

カマキリ先生(香川照之さん)からのコメント;
トンボは、ちゃんと捕まえようと思ってきた子たちがいっぱいいる虫だと思う。例えばアリはいるのが当たり前だけど、いざ捕まえようとはなかなかしないじゃない。例え、都会でも見つけて、そして一回は網を振ったであろう、そういう親しみがあるのがトンボ! 授業では生きたトンボを子カマキリたちと向き合ったので、すごく奥が深いんだなってことを勉強してほしいですね。数が減っている“赤とんぼ”をとおして、未来を生きる子どもたちが少しでも今ある地球の現状ってのをわかってもらう機会になればなと思っています。今年最後の「昆虫すごいぜ!」見てほしいです。

特集ページ
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=31255

番組ページ
https://www.nhk.or.jp/school/sugoize/