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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、リッチー・フォークナーの心臓の病気に「まだ動揺している」と語り当日の状況を語る

2021/10/12 10:39掲載
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Richie Faulkner
Richie Faulkner
ジューダス・プリースト(Judas Priest)ロブ・ハルフォード(Rob Halford)は、バンドメイトのリッチー・フォークナー(Richie Faulkner)がライヴで演奏中に急性大動脈解離を起こしたことについて「まだ動揺している」と語り、当日の状況について語っています。またフォークナー本人も当日の状況について詳しく語っています。

フォークナーは9月26日に米ケンタッキー州ルイビルで開催されたフェスティバル<Louder Than Life>での演奏中に急性大動脈解離(※ 大動脈の内側に亀裂が入り、その裂け目から血液が大動脈の壁を裂いて壁内に流れ込む病気)を起こし、10時間半の緊急手術を受けています。彼はこの手術で胸の5つの部分を機械部品で置き換えています。

ハルフォードは米サイトConsequenceのインタビューの中で、フォークナーについてこう話しています。

「良いニュースは、彼が回復していることであり、彼のセラピーは、ギターを手に取り、プリーストの新曲に戻り、次のロードワークの準備をすることである」「彼とは何度か話をしたが、とてもいい感じだ。俺は、彼がギターを手にしたという知らせを待っている。おそらく彼はもうギターを手にしていて、医者が“そのギターを置け!”と言っているだろう」

フォークナーは以前の声明で「Painkiller”を演奏しているときに大動脈が破裂して胸腔内に血が流れ出した」と述べていました。

ハルフォードは、このライヴ映像をまだ見ていないという。「まだ見ることができないんだ」「まだ動揺しているんだ。最終的には映像を見ようと思うが、(フォークナーは)自分の言葉で、その映像を見たときに死にかけている男を見たと言っているが、基本的にはその通りだった」。

「彼があの曲をやり終えて、楽屋に来て着替えたことは、本当に信じられないことだ。救急隊員が“病院に行ってちゃんと見てもらったほうがいい”と言った後も、彼は“ああ、戻ってくるよ、このライヴが終わったら2、3日家に帰るから、デンバーで会おう”と言って出て行ったんだが、それから1時間もしないうちに10時間以上も心臓手術を受けたんだ。信じられないことだよ」

一方、フォークナー自身は、ABC系列のWHA11とのインタビューの中で、当日の状況について詳しく語っています。

「少し頭がぼーっとしてきたんだ。すぐには治まらなかった。今まで意識を失ったことはなかったけど、これはすぐに気絶しそうだと思った。幸運なことに、曲の半分くらいのところだったので、当然、曲を完成させなければならなかった。もし、これがどれほど重要なことかわかっていたら、もう少し早く降りていたかもしれない」。

「この話を知れば知るほど、自分が病院にまで行ったことを考えると驚かされる......よく今も生きていられるなと思うよ」

フォークナーは、心臓に問題があったわけではないことを改めて強調し、「聞いてくれよ、俺は41歳で既往歴はないんだ」と述べ、「君も同じかもしれない。検査を受けに行ってくれ。何かあればすぐに診てもらう。もし何もなければ、それはそれでいい。俺からのメッセージだ。行って検査を受けてみてほしい」

番組には、彼の主治医であるシダルス・パーワ医師も登場し、フォークナーは直接、「あなたは俺の命を救ってくれました」「心の底から感謝している」と感謝を述べています。

以下はフォークナーのインタビューの映像