Blade Runner: Black Lotus (Adult Swim)
『ブレードランナー』にインスパイアされた新しいアニメーション・シリーズ『Blade Runner: Black Lotus』。新しいトレーラー映像が公開
『Blade Runner: Black Lotus』は米国で11月13日公開予定で、米国ではAdult Swimが英語版を放送し、Crunchyrollが日本語版を字幕付きで配信します。
全13話で、監督は『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの神山健治と『APPLESEED』の荒牧伸志の2人体制。
本シリーズは、Alcon Entertainmentとアニメーション・スタジオのSola Digital Artsが制作し、渡辺信一郎がクリエイティブ・プロデューサーとして参加しています。渡辺信一郎は2017年にネット配信された短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト2022』を監督しています。
また、グラミー賞受賞のシンガーソングライター、アレッシア・カーラが楽曲を提供しています。
この作品は、1982年に公開された映画『ブレードランナー』と、その続編である『ブレードランナー2049』の間の2032年が舞台。映画とは異なり、このシリーズでは追われる側、女性のレプリカントや人工的に作られたヒューマノイドの視点から設定されており、この世界を動かしているのは誰なのかを掘り下げているという。
スタッフは、このアニメシリーズが、フィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の反資本主義をテーマとしたディストピア世界を反映していることを強調しており、そのため、階級間の格差や差別、疎外感があっても、愛や希望があるかもしれないという点で、今、現実世界で起こっていることも反映されています。
プレスリリースによると〝秘密で未知の目的のために作られた女性のレプリカント”であるエル(Elle)にまつわる物語のようで、サイバーパンクなロサンゼルスを舞台に、秘密裏に作られたレプリカントをめぐるオリジナルストーリーが展開されるようです。エルの声はジェシカ・ヘンウィック/志田有彩が担当します。
映画『ブレードランナー』では警察官が主人公でしたが、『Blade Runner: Black Lotus』では、ブラックマーケットのディーラーや政治家、科学者なども登場します。日本語版には榊原良子、大塚芳忠、子安武人、野島昭生らが参加することも発表されています。
<主な登場キャラクター>
●Elle(声:ジェシカ・ヘンウィック/志田有彩)「秘密で未知の目的のために作られた女性レプリカント」
●Joseph(声:ウィル・ユン・リー/藤真秀)「ロサンゼルスでスペアパーツのジャンクヤードを経営する謎の人物」
●Alani Davis(声:サミラ・ワイリー/本田貴子)「ロサンゼルス市警察の新人」
●Niander Wallace Sr(声:ブライアン・コックス / 土師孝也)「ウォレス・コーポレーション創設者兼CEO」
●Niander Wallace Jr(声:ウェス・ベントリー / 子安武人)「父親の下で働く優秀な科学者」
●Marlowe(声:ジョシュ・デュアメル / 楠 大典)「執念深いブレードランナー」
●Josephine Grant(声:ペイトン・リスト/榊原良子)「警察署長の妻」
●Earl Grant(声:スティーブン・ルート/大塚芳忠)「ロサンゼルス市警察の警察署長」
●Doc Badger(声:バーカッド・アブディ/金馬貴之)「ブラック・マーケット・ディーラー」
●Bannister上院議員(声:グレッグ・ヘンリー / 津嘉山正種)「レプリカント製造に強い思い入れのある政治家」
●Doctor M(声:ヘンリー・ツェルニー / 野島昭生)「優秀な医師で医学教授」
●Hooper(声:ジェイソン・スピサック / 矢尾一樹)「ウォレス社の懐に入ったジャーナリスト」
以下は以前に公開された映像
オープニング映像。オープニングでは、グラミー賞受賞のシンガーソングライター、アレッシア・カーラのオリジナル曲「Feel You Now」を使用
トレーラー映像