英国のネオアコ&ギターポップ・バンド、
ジャズ・ブッチャー(The Jazz Butcher)の中心人物だった“BUTCH”こと
パット・フィッシュ(Pat Fish)が死去。64歳でした。
パットの訃報は、ジャズ・ブッチャーでも活躍したギタリストのマックス・アイダーが明らかにしています。彼は次のように書いています。
「僕の旧友であるパット・フィッシュが火曜日の夜に突然、しかし穏やかに亡くなったことをお知らせするのはとても悲しいことです。パットはあらゆる面で僕の世界を揺り動かしてくれました。彼の死は僕の人生と記憶に大きな穴を開けてしまいましたが、その記憶の多くは彼の巨大な脳の中に保存されている。さようなら、いろいろとありがとう。君がいなくなると寂しいよ マックスx」
死因は不明ですが、以前から体調不良を訴えていたとのこと。
パット・フィッシュは1957年西ロンドン生まれ。本名はパトリック・フントロズ。1982年にマックス・アイダーと共にジャズ・ブッチャーを結成。1983年にGlass Recordsからデビュー・アルバム『In Bath of Bacon』をリリース。1988年から1995年にかけてCreation Recordsからアルバムをリリースした。
フェイク・ジャズ、ファンク、ロックンロールなどの要素を見事な感性でインディ・ポップへ落とし込み、UKバンドらしいひねくれたポップ・ソングや瑞々しいアコースティック・ギターが印象的なネオアコ・チューンで人気を博した。彼らの楽曲は
フリッパーズ・ギター(Flipper's Guitar)などもカヴァーした。