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ジューダス・プリーストのリッチー・フォークナー ライヴ中に大動脈瘤破裂を起こす 10時間半の緊急手術

2021/10/06 10:21掲載(Last Update:2021/10/08 09:47)
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Richie Faulkner
Richie Faulkner
ジューダス・プリースト(Judas Priest)は先日、ギタリストのリッチー・フォークナー(Richie Faulkner)が心臓の病気のため入院したため、北米ツアーの残りの日程を延期すると発表しました。

フォークナーは、自身の健康状態について声明を発表。9月26日に米ケンタッキー州ルイビルで開催されたフェスティバル<Louder Than Life>での演奏中に大動脈瘤破裂を起こし、10時間半の緊急手術を受けたことを明らかにしています。

フォークナーは声明で、「Louder Than Lifeフェスティバルの映像を見ると、“Painkiller”を演奏しているときに大動脈が破裂して胸腔内に血が流れ出した、混乱と苦悩を感じている自分の姿が目に浮かぶ」「僕は主治医が言うところの大動脈瘤と完全大動脈解離を患っていた」「外科医から言われたことによると、このような状態の人は通常、生きて病院にたどり着くことはできないそうだ」「僕は近くのRudd Heart & Lung Centerに運ばれ、すぐに10時間半の緊急開胸手術を受けることになった」と説明。

この手術ではフォークナの胸部の一部を「機械部品」に交換する必要があったという。「僕は今、文字通りメタルでできているんだ」と語っています。

現在は回復に向かっていますが、もし違った方向に進んでいたらどうなっていただろうかと考えずにはいられないという。

「もし、フルセットだったら、完全に倒れるまで演奏していただろうか」「もしもアドレナリン全開の状況でなかったら、病院にたどり着くまで体は持ちこたえられただろうか?Rudd Heart & Lung Centerは、ライヴ会場から4マイルのところにあったが、もしもっと離れていたら」

この出来事の前に心臓病の病歴はなかったというフォークナーは、この困難な時期に支えてくれた友人、家族、ジューダス・プリーストとそのファンに感謝してメッセージを締めくくっています。

「皆さんには本当に感謝しています」「僕には回復の道が待っていますが、再び走り出すことができたら、皆にいち早く知らせますし、皆のために、またそこに戻ってきます!」

【update:2021/10/08 09:47】
リッチー・フォークナーが退院したことが明らかにされています。現在は自宅で静養しています。

以下は<Louder Than Life>の「Painkiller」のライヴ映像