カコフォニー(Cacophony)や
デヴィッド・リー・ロス・バンドでの活躍で知られるミュージシャンで、30年以上、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって体の自由を奪われながらも家族や仲間の支えで作曲家として現在も創作活動を続けている、
ジェイソン・ベッカー(Jason Becker)。彼によると、いくつかの簡単な顔の動きでスマートフォンを操作できるAndroidのユーザー補助の新機能「カメラスイッチ」は、ジェイソンと彼の父ゲイリー・ベッカーが開発した眼球運動システムにヒントを得て開発されたものとのこと。自身のSNSで明らかにしています。
「カメラスイッチ」では、スマートフォンの前面カメラをスイッチに変え、ユーザーの可動域に合わせたジェスチャーの組み合わせを作ることができ、それを使うことでスマートフォン内のアプリを探したり選択したりできます。
ジェイソンは「これにより、ALSや身体の不自由な人のコミュニティのコミュニケーションに新たな扉が開かれます!素晴らしい!!」と投稿しています。
Googleが公開した「カメラスイッチ」の紹介映像ではジェイソンがフィーチャーされています。この映像は日本語字幕に対応しています。
■「カメラスイッチ」公式ページ
https://www.android.com/google-features-on-android/fall-2021/#cameraswitches