ぴあ総合研究所 - ライブ・エンタテインメント市場規模推移予測
ぴあのグループ会社、ぴあ総合研究所は、今後コロナ禍が収束にむかい、2022年3月までにイベント開催制限が解除されると仮定すると、ライブ・エンタテインメント市場規模は、2022年から急速に再起し、2023年にはコロナ前を上回る水準に復活するとみられる、と報告しています。
回復を後押しする主な要素として、以下を挙げています。
●緊急事態宣言下にあってなお、制限の範囲内で公演の供給と需要は既に緩やかな回復基調にある。
cf. 供給≒公演回数の月平均成長率 0.9% (2021年1月-7月)
需要≒動員数の月平均成長率 0.8% (2021年1月-7月) *いずれも速報値
●上限人数の制限が完全に撤廃されないなかでの公演活動の継続は、入場料収入減と感染予防対策等の費用増を価格に転 嫁せざる得ないケースも多く、平均単価の上昇傾向がみられる。価格上昇傾向は、今後しばらく不可逆となる可能性が高い。
cf. 平均単価 2019年=7,600円、2025年推計=7,866円
●コロナ禍で長きにわたり行動を抑制されたアーティストと観客コロナの両者ともに、イベント再開を待ち望む声がやま ず、開催制限が解除された後はこれまでの反動増で、一気に市場が活性化することが見込まれる。
●新たなアリーナやホール・劇場が相次ぎオープンする動きがある。コロナ前に深刻化していた「ライブ会場不足」問題が解消されれば、これまでの成長阻害要因がひとつ取り除かれる。
これらのプラス要因により、ライブ・エンタテインメント市場は、2022年から急速に再起し、2023年には、一気にコロナ前の水準にまで回復し、2023年以降、with/afterコロナ下での新たなビジネスモデルを描きながら、年平均成長率2.4%の安定した成長を実現すると推測されます。
詳しくは、ぴあのプレスリリースをご覧ください。
https://corporate.pia.jp/news/detail_live_enta20210928.html