SPEED, GLUE & SHINKI / MAAHNGAMYAUH
伝説のパワー・トリオ「スピード、グルー&シンキ(陳信輝、加部正義、ジョーイ・スミス)」の未発表曲2曲含む1971年のライヴ音源が正式発売決定。50年間、伝説でしかなかったライヴの模様がついに明らかになる。ライヴ・アルバム『MAAHNGAMYAUH』はSUPER FUJI DISCSから10月6日発売予定。トレーラー映像あり
以下インフォメーションより
■SPEED, GLUE & SHINKI スピード・グルー&シンキ
『MAAHNGAMYAUH / マンガンヤウ』
<内容>
世界的世紀の大発見!ストーナー・ロック、最高峰!最強のパワー・トリオ、スピード・グルー&シンキ。未発表曲2曲含む1971年のライブ音源が正式発売。50年間、伝説でしかなかったライブの模様がついに事実となる。
1stアルバム『イヴ〈前夜〉』で垣間見えたドライでダークな感触が、このライブ音源ではさらに際立ち、通常の精神状態では表現できないアシッドなダウナー感を覚える。タメや粘りとは異なるドロッとした陳信輝のギターは、触覚を以って感じさせてくれ、さらに大陸的なタイム感を持っていることがわかる。リード・ベースと言われた加部正義のベースはさらに重く、ジョーイ・スミスのパワフルなドラムも聴きどころ。ヘヴィーでサイケなアシッド・ロックだが重苦しさはなく、何事にも囚われることのない自由で突き抜けた本物のロックだけが持つ唯一無二のバンド、スピード・グルー&シンキの魅力が存分に発揮されたライブ・アルバムだ。1stアルバムに収録された2曲と、そのテーマからのインプロビゼーションとジャム演奏に終始した一度きりの演奏、40分弱に及ぶ1回のライブを丸ごと収録、その先天的なオリジナリティを体感してほしい。
1.STONED OUT OF MY MIND
2.WALL ST JAM
3.MR WALKING DRUGSTORE MAN
4.DO YOU WANNA KNOW
録音場所、日時不明。陳信輝氏の証言では『イヴ〈前夜〉』録音直後とのことから、1971年4月3日「Rock Festival In Hibiya」(日比谷野外音楽堂)ではないかと思われる。
陳信輝 Shinki Chen - Guitar
加部正義 Masayoshi Kabe - Bass
ジョーイ・スミス Joey Smith - Drums, Vocals
[スピード・グルー&シンキ/SPEED, GLUE & SHINKI]
1970年代初期のヘヴィ・ブルース・サイケ・ロックを代表するバンド。1990年代以降、海外から再評価され続けている。
1966年、陳信輝と加部正義は、竹村栄司(CHIBO)率いるガレージ・ロック・バンド、ミッドナイト・エキスプレスに参加後、それぞれ、日本を代表するブルース・ロック・バンドであるパワーハウスとゴールデン・カップスを経て、1970年、陳信輝は加部正義、つのだひろ、柳田ヒロとフードブレインを結成しアルバム『晩餐』を発表、1971年に1stソロ『Shinki Chen』リリース後、加部正義に加え、在日フィリピン・ミュージシャンのジョーイ・スミスとスピード・グルー&シンキ結成、『イヴ〈前夜〉』と『スピード、グルー&シンキ』2枚のアルバムを残し1972年に解散、実質1年強の活動だった。ジョーイ・スミスはフィリピンに帰国しホワン・デ・ラ・クルス・バンド(Juan de la Cruz Band)に加入、国民的英雄バンドに押し上げた。