
Roger Newell, (Image credit: Ian Dickson/Getty)
イエス(Yes)で知られる
リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)の『Journey to the Centre of the Earth(邦題:地底探検)』、『The Myths and Legends of King Arthur and the Knights of the Round Table(邦題:アーサー王と円卓の騎士たち)』、『No Earthly Connection(邦題:神秘への旅路)』などにも参加したベーシストの
ロジャー・ニューウェル(Roger Newell)が死去。ニューウェルは長い間、心臓関連の病気と闘っていましたが、9月10日に大動脈瘤のため亡くなっています。73歳でした。
ニューウェルは、リック・ウェイクマンや60年代のカルト的サイケデリックバンド、レインボー・フォリーなどのベーシストとして活躍。
ウェイクマンとの出会いは、ニューウェルがイギリス・バッキンガムシャーにあるパブで、ビールを飲みながら友人たちとジャムっていたことがきっかけでした。ある夜、ウェイクマンがキーボードで参加したところ、とても楽しかったので、それが定期的に行われるようになり、彼らの音楽性に感銘を受けたウェイクマンは『Journey to the Centre of the Earth』のレコーディングにバンドのほとんどを参加させます。こうしてウェイクマンとニューウェルのコラボレーションは始まります。
訃報を受け、リック・ウェイクマンは追悼コメントを発表しています。
「ロジャーは、イングリッシュ・ロック・アンサンブルの重要な創設メンバーであり、プログレやオーケストラ/シンフォニック・ロックに対する彼の愛情と理解は、誰にも負けないものでした。彼は情熱的で、献身的で、一緒にいるととても楽しい人でした。彼は、日曜日にホルマー・グリーンのヴァリアント・トゥルーパー(現在は廃業)でチャリティーのためにみんなで演奏しているときも、マディソン・スクエア・ガーデンのステージで『Journey to the Centre of the Earth』を演奏しているときも、同じように喜んでいました。
トリプルネックのギターは、クリス・スクワイアが弾いていることでよく知られていますが、実はウェンブリーで行われたキング・アーサーのコンサートのためにウォル・ベースが作ったもので、その後、EREのツアーでロジャーがよく使っていました。最終的に僕はそれをクリスに貸したり、寄付したりした。そしてニューヨークのハードロックに行き着き、クリスはAwakenのツアーで使うためにコピーを作っていました。
ロジャーはいつもリハーサルに一番早く来て、音楽を一番よく理解していました...でも、パブで一杯おごるのはいつも一番ではなかったけどね!
ロジャーはベーシストとしてもっと評価されるべきだったし、『No Earthly Connection』では作曲とサウンドの両方で信じられないほどの音楽的な貢献をしてくれたので、彼の才能には永遠の敬意を表します。
奥様のギリーさんをはじめ、ご家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
古い付き合いの小僧がいなくなってしまうのは寂しいね...。
リック・ウェイクマン」