ボストン(Boston)の創始者トム・ショルツ(Tom Scholz)は、バンドのデビュー・アルバム『Boston(邦題:幻想飛行)』の発売45周年を記念して、Apple Musicの番組『Rock Classics Radio with Jenn』に出演。「Foreplay」がボストンにとって初めて完成した楽曲であることや、「More Than A Feeling」がロック史の中でどれほどインパクトのある曲なのかを気づくのに40年かかったことについて語っています。
好きなドラマーがいて、一緒にジャムをしたり、アイデアを出し合ったりすることはあったけど、それ以外には誰もいなくて、誰からも励ましてもらえなかった。だから、“More Than a Feeling”の最初のレコーディングをしているときは、誰も気に入ってくれないだろうと思っていた。その時には、このプロジェクトを始めてから6年ほど経っていた。僕の目標は、地元のラジオ局で曲を数回流してもらい、地元でバンドを組んでギターを弾くことで、人々に曲を知ってもらいたいということだった。
その後、“More Than A Feeling”が入った最後のデモを送った。これが最後のデモだと思って送ったんだ。それが完成したら、機材を整理しようと思っていた。僕はもうすぐ30歳になろうとしていたけど、基本的にすべての時間とお金をこの仕事に費やしていた。だから、そろそろ他のことをするべきだと思ったんだ。だから、皆がここまで気にしてくれるとは思っていなかった。