レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)は、
ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)がバンドに復帰してから初めてとなるスタジオ・アルバムを制作しています。このアルバムの制作に協力している
リック・ルービン(Rick Rubin)は、再集結した彼らの演奏を聴いたときの感動を語っています。
プロレスラーのクリス・ジェリコのポッドキャスト「Talk Is Jericho」に出演したルービンは、彼らの演奏を聴いて泣いたと語っています。
「ジョンがバンドに復帰した後、初めて招待されたリハーサルに行ったんだけど、泣けてきたよ。長い間、素晴らしい音楽を作ってきたあのメンバーが再び集まったことは、とても感激的なことだった。本当に感動的な出来事だったよ」。
ルービンはアルバムをプロデュースしているとは明言しませんでしたが、制作に協力していることは認めています。レッド・ホット・チリ・ペッパーズがルービンと仕事をするのは、2011年の『I'm with You』以来。
ルービンは「実は今、彼らのニューアルバムを仕上げているところなんだ。ジョン・フルシアンテがバンドに戻ってきて、信じられないくらいだよ。信じられないよ」と話しています。
また、ルービンは、バンドの新アルバムがどのようなサウンドになるのかについても少し触れています。ジェリコが2006年の『Stadium Arcadium』が好きだと言うと、ルービンはこう答えました。「もし『Stadium Arcadium』が好きなら、これも好きかもしれないね」。
また、ルービンは、バンドのサウンドにフルシアンテが貢献していることについても意見を述べています。
「フリーとジョンが一緒に演奏すると、何か魔法のようなことが起こるんだ。チャドがフリーとジョンと一緒に演奏すると、何か魔法が起こるんだ。アンソニーが歌うと、彼らの演奏をベースにして、チリ・ペッパーズのようなサウンドになるんだ」
「新しいアルバムにはいくつかのフレーバーがあり、それが起こると、“ああ、なんてことだ、誰もこんな音を出していない”という感じになる。これこそがチリ・ペッパーズの真骨頂だよ」
チリ・ペッパーズの作曲プロセスについて、ルービンはこう付け加えています。
「彼らは、たくさんの曲を書くという、とても良い習慣を持っている。これは、俺たちが最初から培ってきたもので、オーバーライティングという考え方だ。
アルバムに12曲入るとしたら、その12曲を見つけるために50曲書くかもしれないし、100曲書くかもしれない。彼らはリハーサルでその曲を俺に聴かせ、俺たちは曲の長所や短所、どうすればより良くなるかなどを話し合うんだ。
俺は必ずしも修正する方法を持っているわけではないが、弱点がどこにあるかに気付き、ただこう言うだけだ。“このパートがこのパートに入るのはあまり良い音ではないね”。そうすると、彼らは良い方法を考えてくれるんだ」