ザ・ドアーズ『L.A. Woman』50周年記念デラックスエディション発売　未発表音源1曲試聴可

ザ・ドアーズ（The Doors）が1971年にリリースした、ジム・モリソン（Jim Morrison）が参加した最後のスタジオ・アルバム『L.A. Woman』。発売50周年を記念した50thアニヴァーサリー・デラックス・エディションが海外で12月8日発売。リイシュー元はRhino。

このエディションはCD3枚＋アナログレコード1枚の4枚組。

ザ・ドアーズの長年のエンジニア兼ミキサーであるブルース・ボトニックによって新たにリマスターされたオリジナル・アルバムと、2時間以上の未発表スタジオ・アウトテイクを収録した2枚のボーナスCD、そしてオリジナル・アルバムのステレオ・ミックスを180グラム重量盤アナログレコードに収めています。

また、ボトニックによるオリジナル・アルバムの新しいドルビー・アトモス・ミックスも同日にデジタルおよびストリーミング・サービスでリリースされます。

アウトテイクの中には、かつてモリソンが「オリジナル・ブルース」と表現したようなブルースの名曲を、バンドが楽しそうに演奏しているのを聴くことができます。ジュニア・パーカーの「Mystery Train」、ジョン・リー・フッカーの「Crawling King Snake」、ビッグ・ジョー・ウィリアムスの「Baby Please Don't Go」、リー・ドーシーの「Get Out Of My Life Woman」など。

このエディションから、サンセット・サウンド・スタジオで行われたアルバムの初期のレコーディング・セッションで録音した「Riders On The Storm」の未発表オリジナル・デモ音源が公開されています。

このデモは、何十年も失われたものと思われていましたが、最近、バンドの保管庫で無印のオープンリールが発見され、その中に収録されていました。

レコーディングはプロデューサーのポール・A・ロスチャイルドと行われましたが、ロスチャイルドはこのデモを「カクテル・ミュージック」と呼んであまり良い印象を持たず、最終的にはこのアルバムから手を引き、ザ・ドアーズはボトニックと『L.A. Woman』を共同プロデュースしています。

■『L.A. WOMAN (50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)』

●Disc One: Original Stereo Mix Remastered
1. “The Changeling”
2. “Love Her Madly”
3. “Been Down So Long”
4. “Cars Hiss By My Window”
5. “L.A. Woman”
6. “L’America”
7. “Hyacinth House”
8. “Crawling King Snake”
9. “The WASP (Texas Radio And The Big Beat)”
10. “Riders On The Storm”
Bonus Tracks
11. “Hyacinth House” – Demo
12. “Riders On The Storm” – Sunset Sound Version – Original Demo*

●Disc Two: L.A. Woman Sessions, Part 1
1. “The Changeling” *
2. “Love Her Madly” *
3. “Riders On The Storm” *
4. “L.A. Woman” (Part 1) *

●Disc Three: L.A. Woman Sessions, Part 2
1. “L.A. Woman” (Part 2) *
2. “She Smells So Nice” *
3. “Rock Me Baby” *
4. “Mr. Mojo Risin'” *
5. “Baby Please Don’t Go” *
6. “L.A. Woman” (Part 3) *
7. “Been Down So Long” *
8. “Get Out Of My Life Woman” *
9. “Crawling King Snake” *
10. “The Bastard Son Of Jimmy & Mama Reed (Cars Hiss By My Window)” *
11. “Been Down So Long” *
12. “Mystery Train” *
13. “The WASP (Texas Radio And The Big Beat)” *

* - previously unreleased