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米フェス ブッキング詐欺に遭う なりすまし被害のジョナサン・リッチマンの反応も話題に

2021/08/31 17:54掲載
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Jonathan Richman - Photo: Adam Wills
Jonathan Richman - Photo: Adam Wills
米ワシントン州オリンピアで8月28日に開催された<LoveOly Summer Fest>に元ザ・モダン・ラヴァーズ(the Modern Lovers)ジョナサン・リッチマン(Jonathan Richman)が出演すると発表されていましたが、リッチマン本人はそのことを知りませんでした。イベント主催者が、リッチマンになりすました人物に騙されていたことが判明しています。

同フェスのプレスリリースによると、イベントの主催者であるオリンピア・フィルム・ソサエティ(OFS)は、リッチマンを装った人物から同フェスに出演したいとの電話を受け、ブッキングしたという。

その後、ラジオ局KAOSのDJであるマーク・"マークリー"・モリソンが、リッチマンの広報担当者に連絡を取り、フェスに出演する前にインタビューを行いたいとオファーしたことで、騙されていたことが判明。イベント主催者は本物のジョナサン・リッチマンをブッキングしたのではなく、手の込んだブッキング詐欺の標的になっていたことを知ります。

オリンピア・フィルム・ソサエティのエグゼクティブ・ディレクター、オードリー・ヘンリーは「このような事態になったことにショックを受けています。我々は過去30年間、バンドをブッキングしてきましたが、今回のようなことは初めてです。今回のことで、本物のジョナサン・リッチマンとの関係が損なわれることなく、彼がすぐにオリンピアに戻ってきてくれることを願っています」とコメントしています。

リッチマンは次のような声明を出しています。

「みなさん、こんにちは。本物のジョナサン・リッチマンです。あなた方の素晴らしいフェスティバルのことを聞いて、いつか僕が演奏するのに理想的な場所だと思いました。僕とトミーを何度も招待してくれたOFSの素晴らしい人たちに、僕は気を悪くしていないし、謝る必要もないよ。あなたに電話してきた男は、僕の声を上手に真似ていたのかな? もしそうなら、彼に感謝しなければならないね。ほとんどの人ができないから。ちょっとだけ真面目な話をすると、フィルム・ソサエティやオリンピアの素晴らしい人々に失望や出費をさせてしまったことを悲しく思います。もちろん、オリンピアのために演奏しに戻ってくるよ」