ポリス(The Police)のドラマー、
スチュワート・コープランド(Stewart Copeland)は、ポリスの初期時代に焦点を当てた日記ベースの本を執筆中です。
Ultimate Classic Rockによると、2022年初頭に発売を予定しているこの本では、コープランドが後にフロントマンとなる
スティング(Sting)と初めて出会ったときのことなど、特徴的な瞬間が克明に記録されているという。コープランドは日記に「ニューカッスルで夜遊びして、ラスト・イグジットというバンドを見た。ベースプレーヤーが素晴らしかった。彼の電話番号を手に入れた」と書いており、その後に行われた最初のリハーサルでは驚くほどの相性の良さを実感し、これにより、ポリスの形が見えてきています。
コープランドは、この時代を“飢餓の時代 ”表現。当時のポリスは「アンプを持ち歩き、ギグに出入りし、お金を集め、家賃を払っていた」そうで、「その頃の日記と、それに付随する走り書きを僕は全部持っていて、それがこの本のベースになっているんだ」と述べています。
またコープランドはUltimate Classic Rockのインタビューの中で、バンドに過小評価された時代があったのか、またファンがポリスの音楽的方向性にどのような影響を与えたかについて話しています。
Q:ポリスの作品の中で過小評価されているものはありますか
「ポリスは作品の幅広いので、あまりありません。パンキーなものであれ、ドリフティなものであれ、ポリスのすべてのヴァージョンにはそれぞれのファンがいます。ポリスの音楽の中で、特に愛されていないものはないと思うよ。実際に、ポリスの最高傑作ではないとよく言われる“Mother”という曲にも支持者がいます。プライマスによる“Mother”のヴァージョンは最高だよ」
Q:大ヒットしたことで、バンドが最終的に到達しようとしている音楽ファンのタイプにどれだけ影響を与えたのでしょうか?
「ちょっとわがままかもしれないけど、僕たちはファンのことはあまり考えていませんでした。自分たちがかっこいいと思うものを考えていた。自分たちが考えたものにファンがついてくれれば、それでいいと思っていた。そこには、ある種の傲慢さがある。自分たちの本能に従うことがうまくいっているようなので、これからもそうしていこうと思うよ」