Iron Butterfly’s Ron Bushy (photo via Bettmann / Getty Images)
米サイケデリックロック/ヘヴィロック・バンド、
アイアン・バタフライ(Iron Butterfly)の長年のドラマーである
ロン・ブッシー(Ron Bushy)が死去。バンドのFacebookページで明らかにされています。サイトTMZによると、ロン・ブッシーは食道がんと闘っていました。79歳でした。
以下、バンドのFacebookページより
「アイアン・バタフライの伝説的ドラマーであるロン・ブッシーが、8月29日午前12時5分、UCLAサンタモニカ病院において、妻ナンシーがそばにいる中、穏やかに息を引き取りました。3人の娘さんも一緒でした。彼は本物のファイターでした。彼は1941年12月23日生まれです。彼は深く惜しまれています」
ロン・ブッシーは1941年ワシントンD.C.生まれ。サンディエゴの大学に入学するまでドラムを手にしていなかった。以前のインタビューでは「生物学と心理学を学んで、海洋生物学者になって海洋研究所に行くつもりでした。しかし、途中で音楽に目覚めてしまった。ドラムセットを借りて、ブッカー・T&ザ・MGの“Green Onions”のドラムを習ったんだ」と述べていた。
1966年、ブッシーはアイアン・バタフライに参加。アイアン・バタフライは、1968年から1975年までに6枚のスタジオアルバムをリリースしたが、すべての作品に参加した唯一のメンバーがブッシーだった。
アイアン・バタフライは、サイケデリックとハードロックを融合させた独特のサウンドで知られるようになった。1968年にリリースされた通算2作目のスタジオ・アルバム『In-A-Gadda-Da-Vida』のタイトル曲がヒットし、バンドは一躍スターダムにのし上がった。17分という長さのこの曲で、ブッシーは重要な存在であり、曲の中で伝説的な長いドラムソロを披露している。『In-A-Gadda-Da-Vida』は、発売後1年で全世界800万枚以上の売り上げを記録し、当時のレコード史上最も売れたレコードとなった。その後、全世界で3,000万枚以上を売り上げた。
ブッシーは、2010年代半ばに健康上の問題から引退を余儀なくされたが、バンドには時々ゲスト出演していた。