ブライアン・セッツァー　7年ぶりのソロ・アルバム『Gotta Have The Rumble』全曲公開

今作は、チープ・トリックやグレン・キャンベル、スーサイド・マシーンズなど幅広いジャンルのアーティストとの仕事で知られるプロデューサー兼作曲家のジュリアン・レイモンドによるプロデュース。セッツァーとのコラボレイションは今作が初となる。前作『Rockabilly Riot! All Original』と同様に、セッツァー自身が作曲もしくは共作しており、セッツァーのホームタウンとなるミネアポリスとナッシュビルのスタジオでレコーディングされた。

自身いわく今作は「15歳の頃から情熱を傾けているホットロッドとオートバイをテーマにした」作品であり、その情熱は冷めることなく続いているという。ただ近年悩まされている耳鳴りの問題と闘いながらのレコーディングであったことを告白しているが、セッツァー・サウンドの根幹となる大きな音でギターを鳴らし、見事に痛快なロックンロール作品に仕上げている。セッツァーの代名詞ともいえるロカビリーを基調としながら、ロックからポップス、ジャズ、カントリーまで幅広いジャンルの楽曲が良質な演奏で楽しめる作品を是非堪能してほしい。