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書籍『レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語』発売

2021/08/26 19:35掲載
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レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語
レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語
大勢の人が集まって踊る、ただそれだけのことが国家を動揺させた。英国ジャーナリストが見事な筆致で描く、20世紀最後で最大の音楽ムーヴメントの全貌。日本語版『レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語』はele-king booksから9月13日発売
■『レイヴ・カルチャー──エクスタシー文化とアシッド・ハウスの物語』
マシュー・コリン(著)坂本麻里子(訳)
2021/9/13  本体 2,700円+税  ISBN:978-4-910511-02-3

<内容>

ラディカルで、クソ面白い!

大勢の人が集まって踊る、ただそれだけのことが国家を動揺させた……
アシッド・ハウス、イビサ、マッドチェスター、ニューエイジ・トラヴェラーズ、ジャングル……
英国ジャーナリストが見事な筆致で描く
20世紀最後で最大の音楽ムーヴメントの全貌

1997年に刊行され、2010年に増補版が出たクラシカルな1冊がついに翻訳刊行!

並々ならぬ共感と知性によって書かれた、熱を帯び機知に富んだ真実の歴史
──アーヴィン・ウェルシュ

あれは「特別な時代」以上の何かだったのだろうか? ドラッグ熱に浮かされた享楽主義に過ぎなかった? それとも、我々の多くがそう強く信じたがっているように、それ以上に重要な何かだったのか? アシッド・ハウスの誕生以来、「じゃああれは一体なんだったのか」の疑問は何度もしつこく繰り返されてきたし、本書はそれに対する幅広い回答のあれこれを含んでいる。そのいずれも必然的に個人的な視点に依るものであり、どれひとつとして決定的な回答ではない。もしかしたら、今にして思えば、あのとんでもない時代を実際に生き抜いただけで充分だったのだろう。共同体の全員と共に我を忘れるあれら歓喜の瞬間の数々を味わったこと、おそらくそれ自体が、我々にはあれ以上を望めない素晴らしい体験だったのかもしれない。(本文より)

<目次>

前書き(長い歳月の後で)

序幕 八〇年代のとある晩

第1章 快楽のテクノロジー
第2章 サマー・オブ・ラヴ
第3章 マジカル・ミステリー・ツアー
第4章 東への旅
第5章 フリーキー・ダンシング
第6章 テクノ・トラヴェラーズ
第7章 都市のブルーズ
第8章 ケミカルな世代

謝辞
索引