アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)が
メタリカ(Metallica)の“ブラック・アルバム”こと『Metallica』について語る。英Classic Rock誌のインタビューの中で、このアルバムが彼にとってどんな意味を持つのか、また、メタルというジャンルが「岐路」に立っていた時にこのアルバムがもたらした影響について語っています。
「俺たちも、ジューダス・プリーストも、パンテラも、次のレベルにステップアップするチャンスがある岐路に立っていた。しかし、誰もそれを実行する勇気がなかった。でも、メタリカはやってくれた。チャンスが来たときにそれをつかみ、リスクを取って、当然のように大きな報酬を得た彼らには大きな賞賛を与えなければならない。このアルバムでの彼らの功績を過小評価することはできない。
このアルバムは、まさにそれを実現した代表的なアルバムの一つだ。非常によくできたアルバムで、すべての音が完全にコントロールされている。彼らがどのようにそれを行ったのか、曲に対して何をしたのかに俺は感心した。それは非常に効果的で、間違いなくメタルをメインストリームに押し上げるのに役立った。このアルバムをプロデュースしたのはマット・ランジではないことは知っているが、ボブ・ロックも同じようにプロデューサーが非常に重要な役割を果たしていたと思う。
俺たちには、このようなアルバムを作ることはできない。俺たちはあんなにコントロールされていないし、そうなりたくもない。俺たちの場合だと、何か問題が起こって。最終的にはプロデューサーを解雇することになるだろうね」