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フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィー 自身の楽曲群の権利を売却

2021/08/10 12:54掲載
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Christine McVie
Christine McVie
フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)クリスティン・マクヴィー(Christine McVie)は、フリートウッド・マックの「Little Lies」や「Don't Stop」を含む自身の楽曲群115曲の権利を英国のHipgnosis Songs Fundに売却しています。金額は明らかにされていません。フリートウッド・マックのメンバーが楽曲の権利を売却するのはスティーヴィー・ニックス、ミック・フリートウッド、リンジー・バッキンガムに続いて4人目です。

Hipgnosis Songs Fundは、以前にビヨンセ、エルトン・ジョン、アイアン・メイデン、ガンズ・アンド・ローゼズなどのマネジメントを手掛けた音楽業界のベテラン、メルク・マーキュリアディスによって2018年に設立された音楽出版社で、音楽の印税などを収入源にしています。同社は近年、ニール・ヤング、リンジー・バッキンガムなど、さまざまなアーティストの楽曲群の権利を獲得しています。

今回の新たな契約では、Hipgnosisは、クリスティン・マクヴィーの全世界における音楽出版権(著作権)、所有権、ソングライターの取り分を含む金銭的利益、すべての作曲物とそれに付随する権利を取得しています。

この契約には、フリートウッド・マックの他に、クリスティン・マクヴィーのソロ作品や、1960年代後半にブルースバンド、チキン・シャック(Chicken Shack)での活動も含まれています。

クリスティン・マクヴィーは「Hipgnosisファミリーの一員になれたこと、そして私の曲を価値あるものと評価してくださったことにとても感激しています。私を信頼してくれた皆さんに感謝しています。この新しい関係を続けていくために、私ができる限りの手助けをしたいと思います。本当にありがとうございました!」と述べています。

Hignosisの共同設立者であるメルク・マーキュリアディスは、次のように述べています。

「クリスティン・マクヴィーは、史上最も偉大なソングライターの一人であり、フリートウッド・マックを約1億5千万枚のアルバム売上に導き、世界で最も売れているバンドの一つにしました。

この46年間、バンドには3人の個性的なライターとヴォーカリストがいましたが、クリスティンの重要性は、バンドのグレイテスト・ヒッツ・アルバムに収録されている16曲のうち8曲がクリスティンのものであることからも十分にわかります。

今回、クリスティンをHipgnosisファミリーに迎え入れることができ、特にリンジー・バッキンガムとHipgnosisで再会できたことは素晴らしいことだと思います。クリスティンとリンジーの参加で、バンドの最も成功したアルバムに収録されている68曲のうち48曲があることになります」と述べています。