ZZトップ(ZZ Top)のベーシスト、
ダスティ・ヒル(Dusty Hill)が死去。バンドの公式サイトやSNSで発表。テキサス州ヒューストンの自宅で睡眠中に亡くなりました。死因は明らかにされていませんが、ZZトップは7月初めに、ヒルが股関節を痛めているため、今後のいくつかの公演を欠席すると発表していました。ダスティ・ヒルは72歳でした。
以下、バンドの声明より
「私たちの仲間であるダスティ・ヒルが、テキサス州ヒューストンの自宅で眠っている間に亡くなったという訃報を聞いて、私たちは悲しみに暮れています。私たちは、世界中の多くのZZトップファンとともに、あなたの確固たる存在感、人柄の良さ、そして“トップ”への記念碑的なボトムを提供するという永続的なコミットメントを惜しみます。私たちは永遠にあの "Blues Shuffle in C "とつながっています。
あなたがいなくなるととても寂しいです、アミーゴ。
フランク&ビリー」
ダスティ・ヒルことジョセフ・マイケル・ヒルは米ダラス生まれ。1969年にビリー・ギボンズとフランク・ベアードとともにヒューストンでZZトップを結成。1970年には『ZZ Top's First Album』題したファースト・アルバムをリリース。その3年後には「La Grange」が大ヒットした。それ以降、15枚のスタジオアルバムと4枚のライヴ・アルバムをリリースし、「Tush」「Sharp Dressed Man」「Legs」「Gimme All Your Lovin'」「Sleeping Bag」「Rough Boy」などがヒットした。
バンドは2004年にロックの殿堂入りを果たした。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、殿堂入りの式典でバンドをこう紹介した。「彼らはブルースに精通していて、それをどうやって着飾るかを知っている。最初に彼らを見たとき“この人たちが逃亡していないことを祈るよ。あの変装はうまくいかないからね”と思ったよ」。
3人のメンバー全員が濃いサングラスをかけ、フロントマンの2人が長いひげを生やしているその姿は、ニューヨーカー誌の漫画や『ザ・シンプソンズ』のジョークの題材になるほど象徴的なものでした。
またバンドは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』などにカメオ出演していた。