Pavlov's Dog / Pampered Menial
ソニー・ミュージック・プログレッシヴ・ロック・紙ジャケット・コレクションの第3弾としてアメリカン・ロック編が9月22日に発売されます
以下インフォメーションより
ソニー・ミュージックが誇るプログレッシヴ・ロックのカタログを、紙ジャケット仕様&最新リマスター音源&高品質Blu-spec CD2でリリースするファン垂涎のコレクション・シリーズの第3弾が9月22日発売となる。クラシック、ジャズ、現代音楽、民族音楽など、あらゆる要素をロックに採り入れ、叙情的でドラマティックでコンセプチュアルな作風、高い演奏技術や変拍子の活用、シンセサイザーやメロトロンといった近代的な楽器の多用など、限りなくオリジナリティを追求し続ける進歩的な音楽概念がプログレッシヴ・ロックであり、その革新性や実験的なアプローチがこのジャンルの最大の魅力である。1969年にリリースされたキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』を発端としてわき起こったこの斬新な音楽性は、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシス、EL&Pといった英国勢に留まらず、世界中のロック・ミュージシャンに影響を与え、一大プログレ・ブームを巻き起こしている。日本ではピンク・フロイドの『原始心母』の帯キャッチに「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」と書かれたフレーズからプログレッシヴ・ロックという言葉が使われるようになったと言われている。ソニー・ミュージックが所有する莫大なカタログから、ブリティッシュ・ロックのみならずユーロピアン・ロック、アメリカン・ロックなど、プログレッシヴ・ロックに属する作品を毎回テーマ別にわけてリリースしていく。既発作品に関しても、ほとんどのタイトルが久しぶりの国内リリースとなり、まさに待望の再発シリーズとなっている。
2019年にリリースされた第1弾『イタリアン・ロック編』と第2弾『ブリティッシュ・ロック編』の好評を受けて第3弾の発売が決定。第3弾は、待望のアメリカン・ロック編。世界の経済や文化、政治における中心的存在であるアメリカは、人種の坩堝でもあることから様々な音楽ジャンルの発祥の地となった。中でも南部ニューオーリンズで生まれたジャズは、世界中のミュージシャンの注目の的となったうえ、さらにジャズ・ロックやフュージョンといったミクスチャー・ミュージックの拠点として発展していく。ロックにジャズ、クラシック、民族音楽などが融合して生まれたものがプログレッシヴ・ロックの定義だとすれば、この国の音楽の多様性はそのままプログレッシヴ・ロック・アーティストのヴァリエーションに直結していると考えられる。
アメリカからは多種多様なプログレッシヴ・ロック・アーティストが次々と誕生した。後に産業ロックと呼ばれるようになるポップな側面を際立たせたアーティストが多いのもアメリカの特徴のひとつで、70年代後半になると、カンサスやジャーニー、ボストン、スティクスなどがワールドワイドでヒットを放ち、それに追従するようなプログレ・ポップ・バンドが数多く生まれた。またジャズ・ロックの分野ではマハヴィシュヌ・オーケストラやリターン・トゥ・フォーエヴァーといった著名ジャズ・ミュージシャンによるスーパー・バンドが台頭するなど、技巧的な面でもアメリカは常にリーダーシップをとってきた。今回はCBS、Epic、アリスタなど、多彩なレーベルに残された名盤群の中から厳選されたプログレッシヴ・ロック、ジャズ・ロック等の作品がラインナップされている。特に今回は日本初紙ジャケット化作品が多いことや、28年ぶりの国内発売が叶った作品など、ソニーミュージックが誇る莫大なアーカイブから厳選されたタイトルばかりが並んでいるのが特徴となっている。
【ラインナップ】
●『ザ・フロック/ザ・フロック』 1969年作品 [日本初紙ジャケ化] A式シングル・ジャケット/復刻歌詞カード付
1965年に結成されたヴァイオリン・ジャズ・ロックの先鋒といえるザ・フロックのデビュー作。ジェリー・グッドマンの壮絶なヴァイオリンとパワフルなブラス・セクションを擁するアメリカン・プログレ黎明期の必聴作!
28年ぶりの国内発売となる。未収録曲、シングル・ヴァージョンなど6曲のボーナス・トラックを収録。
●『スタードライヴ/スタードライヴ』 1974年作品 [日本初紙ジャケ化] A式シングル・ジャケット
アメリカが誇るシンセサイザーの奇才、ロバート・メイソン率いるスタードライヴのセカンド・アルバム。独自にカスタムメイドした世界初のポリシンセがところ狭しと唸りを上げる、シンセ・ロックの金字塔的作品。
本作と同時期に録音されたミニマル・シンセの長編曲をボーナス・トラックとして収録。
●『パブロフス・ドッグ/禁じられた掟』 1975年作品 A式セミダブル・ジャケット
アメリカン・プログレの代表格パブロフス・ドッグのデビュー作。常人離れしたデイヴィッド・サーカンプの壮絶ヴィブラート・ヴォーカルや弦楽器奏者を含む卓越したテクニシャン7人による鉄壁のアンサンブルが聴ける傑作。
代表曲「ジュリア」は他の追従を許さない圧倒的な叙情性を持つ名曲中の名曲。
●『デイヴィッド・サンシャス/フォレスト・オブ・フィーリングス』 1975年作品 [日本初紙ジャケ化] A式シングル・ジャケット
ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド出身でピーター・ガブリエルやスティング、ズッケロなどとの共演で知られるキーボードとギターを巧に操るマルチ・アーティストのデイヴィッド・サンシャスのソロ・デビュー作。
クラシックとジャズの融合、変拍子の多用、豪快なシンセ・プレイなど、プログレに必要な要素をすべて兼ね備えた必聴作。ボーナス・トラック1曲収録。
●『アメリカン・ティアーズ/ティア-・ガス』 1975年作品 A式シングル・ジャケット/復刻内袋&ステッカー付
米のキース・エマーソンと呼ばれたマルチ・キーボーディスト、マーク・マンゴールド率いるキーボード・トリオ・バンド、アメリカン・ティアーズの2作目。
饒舌なキーボード・プレイやポップなヴォーカルにキャッチーなメロディーなど、カンサスとの共通因子も感じさせる70年代のアメリカン・プログレッシヴ・ハードを牽引した代表作。
●『スターキャッスル/スターキャッスル』 1976年作品 A式シングル・ジャケット/復刻内袋付
アメリカのイエスと称された6人組シンフォニック・ロック・バンド、スターキャッスルのデビュー作。ツイン・ギター編成を活かした複雑な構成やスピーディーな場面展開など、本家顔負けのオリジナリティは圧巻!
大作「レイディ・オブ・ザ・レイク」のシングル・エディットをボーナス・トラックとして収録。
●『ハッピー・ザ・マン/クラフティー・ハンズ』 1978年作品 A式シングル・ジャケット
「アメリカのジェントル・ジャイアント」との異名をとる米屈指のテクニカル/シンフォ・プログレ・バンド、ハッピー・ザ・マンの2作目。
超高速シンセサイザー、管楽器導入、変拍子の連続技など、英プログレ/ジャズ・ロックをほうふつとさせる最高の演奏水準と叙情性を併せもつ、驚愕の大名盤。
●『トリリオン/氷牙』 1978年作品 [日本初紙ジャケ化] A式シングル・ジャケット/復刻内袋付
ファーギー・フレデリクセン(TOTO)が在籍していたことで知られる5人組トリリオンのデビュー作。マルチ・キーボーディスト、パトリック・レナードの抜群のセンスが光るアメリカン・プログレ/ポップ秘蔵の一枚。
ボストンやカンサス、ジャーニーなどと同系統のハイ・エナジーを感じさせるアメリカン・プログレ/ポップ渾身の作品。
【商品情報】 ※日本独自企画・全8タイトル共通
●発売日:2021年9月22日(水)
●税込価格:\\2,310(税抜価格:\\2,100)
●紙ジャケット仕様(内袋、歌詞カード、ステッカーなどの付属品も復刻)
●高品質Blu-spec CD2
●完全生産限定盤
●2021年最新リマスター音源
●新規書下ろしライナー
●歌詞&対訳付き