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『ブレードランナー』の新アニメーション・シリーズ『Blade Runner: Black Lotus』 トレーラー映像公開

2021/07/24 15:55掲載
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Blade Runner: Black Lotus (Adult Swim) 
Blade Runner: Black Lotus (Adult Swim) 
『ブレードランナー』にインスパイアされた新しいアニメーション・シリーズ『Blade Runner: Black Lotus』。トレーラー映像が公開されています



『Blade Runner: Black Lotus』は2021年秋公開予定で、米国ではAdult Swimが英語版を放送し、Crunchyrollが日本語版を字幕付きで配信します。

全13話で、監督は『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの神山健治と『APPLESEED』の荒牧伸志の2人体制。

本シリーズは、Alcon Entertainmentとアニメーション・スタジオのSola Digital Artsが制作し、渡辺信一郎がクリエイティブ・プロデューサーとして参加しています。渡辺信一郎は2017年にネット配信された短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト2022』を監督しています。

また、グラミー賞受賞のシンガーソングライター、アレッシア・カーラが楽曲を提供しています。

この作品は、1982年に公開された映画『ブレードランナー』と、その続編である『ブレードランナー2049』の間の2032年が舞台。映画とは異なり、このシリーズでは追われる側、女性のレプリカントや人工的に作られたヒューマノイドの視点から設定されており、この世界を動かしているのは誰なのかを掘り下げているという。

スタッフは、このアニメシリーズが、フィリップ・K・ディックの原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の反資本主義をテーマとしたディストピア世界を反映していることを強調しており、そのため、階級間の格差や差別、疎外感があっても、愛や希望があるかもしれないという点で、今、現実世界で起こっていることも反映されています。

プレスリリースによると〝秘密で未知の目的のために作られた女性のレプリカント”であるエル(Elle)にまつわる物語のようで、サイバーパンクなロサンゼルスを舞台に、秘密裏に作られたレプリカントをめぐるオリジナルストーリーが展開されるようです。エルの声はジェシカ・ヘンウィック/志田有彩が担当します。

映画『ブレードランナー』では警察官が主人公でしたが、『Blade Runner: Black Lotus』では、ブラックマーケットのディーラーや政治家、科学者なども登場します。日本語版には榊原良子、大塚芳忠、子安武人、野島昭生らが参加することも発表されています。

<主な登場キャラクター>

●Elle(声:ジェシカ・ヘンウィック/志田有彩)「秘密で未知の目的のために作られた女性レプリカント」

●Joseph(声:ウィル・ユン・リー/藤真秀)「ロサンゼルスでスペアパーツのジャンクヤードを経営する謎の人物」

●Alani Davis(声:サミラ・ワイリー/本田貴子)「ロサンゼルス市警察の新人」

●Niander Wallace Sr(声:ブライアン・コックス / 土師孝也)「ウォレス・コーポレーション創設者兼CEO」

●Niander Wallace Jr(声:ウェス・ベントリー / 子安武人)「父親の下で働く優秀な科学者」

●Marlowe(声:ジョシュ・デュアメル / 楠 大典)「執念深いブレードランナー」

●Josephine Grant(声:ペイトン・リスト/榊原良子)「警察署長の妻」

●Earl Grant(声:スティーブン・ルート/大塚芳忠)「ロサンゼルス市警察の警察署長」

●Doc Badger(声:バーカッド・アブディ/金馬貴之)「ブラック・マーケット・ディーラー」

●Bannister上院議員(声:グレッグ・ヘンリー / 津嘉山正種)「レプリカント製造に強い思い入れのある政治家」

●Doctor M(声:ヘンリー・ツェルニー / 野島昭生)「優秀な医師で医学教授」

●Hooper(声:ジェイソン・スピサック / 矢尾一樹)「ウォレス社の懐に入ったジャーナリスト」