Yasiin Bey, aka Mos Def & Thelonious Monk
ジャズ史上に名を刻む鬼才、
セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の伝記映画『Thelonious』が制作決定。モンク役は、
モス・デフ(Mos Def)の名でも知られるヤシーン・ベイ。ロサンゼルス拠点のジュピター・ライジング・フィルムによる制作で、撮影は2022年夏に開始される予定。
ジュピター・ライジング・フィルムの共同設立者であるピーター・ロード・モアランドは、この映画の脚本を書き、プロデューサーの一人として名を連ねています。セロニアス・モンクの大ファンというモアランドは、1988年に制作されたモンクのドキュメンタリー映画『Straight No Chaser』を観てモンクに魅了され、彼の人生を映画化することを何年も目指してきました。
ジュピター・ライジング・フィルムのプレスリリースによると、「この映画は、(セロニアス・モンクの)音楽的成功への苦悩、精神的な病、そして妻のネリーと世界で最も裕福な女性の一人であるニカ・ロスチャイルドとの精神的な三角関係を中心に描かれる予定です」とのことです。
しかし、モンクの息子であり、セロニアス・モンク・エステートであるRhythm-A-Ning Entertainmentの会長兼共同設立者であるT.S.モンクは、この映画はエステートが許可したものではないとPitchforkに伝えています。
「このプロジェクトと今回の発表は完全に無許可です。私はこの脚本が嫌いですし、セロニアスのカタログの音楽はコントロールしています」「モンク・ファミリーの誰もこのプロジェクトに関与しておらず、我々はこの取り組みを非難しています」とT.S.モンクはメールで書いています。