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ボン・ジョヴィ、キッス、ラッシュ、モトリー・クルー等 ミュージックビデオ監督のマーティン・カハン死去

2021/07/20 23:55掲載
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Bon Jovi - In And Out Of Love
Bon Jovi - In And Out Of Love
80年代から90年代にかけて、ボン・ジョヴィ、キッス、ラッシュ、イアン・ハンター、モトリー・クルーなど、ロックやカントリーの有名アーティストのミュージックビデオを数多く監督したマーティン・カハン(Martin Kahan)が死去。米ビルボード誌によると、がんとの闘病の末、7月18日にニュージャージー州レイクウッドで亡くなっています。74歳でした。

マーティン・カハンは1947年4月ニューヨーク生まれ。

80年代初頭にはラッシュの「Red Barchetta」、「Limelight」、「Freewill」、「Tom Sawyer」などのライヴ・プロモーション・ビデオを制作。その後、スキャンダルの「Love's Got a Line on You」を手がけ、それ以降、コロムビア・レコードの常連ディレクターとなる。イアン・ハンター「All of the Good Ones Are Taken」、クラレンス・クレモンズ「A Woman's Got the Power」、ラヴァーボーイ「Queen of the Broken Hearts」、マイケル・ボルトン「Fool's Game」などのビデオを撮影した。

ミュージックビデオのフォーマットが黄金期を迎えたとき、カーハンはその名を冠したプロダクション会社を設立。ボン・ジョヴィ「In and Out of Love」「She Don't Know Me」、モトリー・クルー「Too Young to Fall in Love」、ジミー・ペイジとポール・ロジャースのザ・ファーム「Satisfaction Guaranteed」、スコーピオンズ「I'm Leaving You」のビデオを手掛ける。またキッスが初めてメンバーがノーメイクで撮影したミュージックビデオである「Lick It Up」と「All Hell's Breakin' Loose」もカハンが監督した。

カハンは、ロックの枠にとらわれなかった。1980年代半ばには、ジョン・アンダーソン「Countrified)などのカントリーミュージックのビデオを制作した。

2000年のケニー・チェズニーの「I Lost It」が彼の最後のビデオとなった。

晩年は健康上の問題に悩まされていたという。