1979年、ビートルズのプロデューサーとして知られるジョージ・マーティン(George Martin)は、カリブ海の島モントセラトにAIRスタジオを設立しました。10年間の歴史の中で、ポール・マッカートニー、ポリス、ローリング・ストーンズ、デュラン・デュラン、エルトン・ジョン、ブラック・サバス、フィル・コリンズ、ダイアー・ストレイツ、ウルトラボックス、ラッシュなどが録音をしました。同スタジオについての新しいドキュメンタリー映画『Under The Volcano』が制作され、トレーラー映像が公開されています。
このスタジオでは、ダイアー・ストレイツの『Brothers in Arms』、ポリスの『Ghost in the Machine』と『Synchronicity』、デュラン・デュランの『Seven And The Ragged Tiger』、エルトン・ジョンの『Too Low For Zero」、OMDの「Junk Culture』、ラッシュの『Power Windows』をはじめ、ポール・マッカートニー、ジミー・バフェット、ウルトラヴォックスなどのアルバムが制作されました。
映画『Under The Volcano』では、アーカイブ映像とそこで録音したアーティストへの新しいインタビューを用いて、スタジオが存在した10年間と、その部屋で作られた音楽をたどっています。
あらすじは以下の通りです。
「カリブ海の人里離れた島の活火山のふもとで、世界的に有名なレコーディングアーティストたちが、一時代を画した音楽と神話を作っていた。ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティンが建設したAIRスタジオ・モントセラトは、カリブ海の楽園にたたずむ最新鋭のレコーディング施設でした。活火山のふもとにあるこのスタジオは“Money for Nothing”や“Every Breath You Take”などの大ヒット曲が生まれた場所でもあります。『Under The Volcano』は、才能、技術、孤独の完璧な嵐に遭遇し、最後のテープが巻かれた後もずっと生き続ける音楽を生み出した場所について、個人的な証言や未公開映像、そして素晴らしいサウンドトラックを通し、決定的な記録を残しています」