新種のクモに、
ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)や
ブランディ・カーライル(Brandi Carlile)、作家ニール・ゲイマンなどにちなんだ名前がそれぞれ付けられています。
ブルガリアの科学文献の出版社Pensoft Publishersによると、カリフォルニア大学デービス校の研究チームは、南北アメリカ全域で発見されたトタテグモ(Trapdoor spiders)の新種33種類について学術雑誌『ZooKeys』に記述しています。
これらの種の中には、人気アーティストにちなんで名付けられたものもあります。
共著者のひとり、レベッカ・ゴドウィン博士は「種の多様性に対する人々の関心を高めるためにできることはいろいろありますが、人々が認識し、かつ意味のある名前を種につけることは、その一つの方法だと思います」と述べています。
「Ummidia brandicarlileae」は、シンガーソングライターで活動家のブランディ・カーライルにちなんで命名されたもので、カーライルが毎年開催している<Girls Just Wanna Weekend Festival>の会場近くのメキシコのユカタン半島で発見されています。
「Ummidia neilgaimani」は、クモをモチーフにしたキャラクターが登場するファンタジーやホラーの作品を数多く執筆している作家ニール・ゲイマンにちなんで名付けられています。
「Ummidia gabrieli」はピーター・ガブリエルにちなんで名付けられたもので、メキシコのバハ・カリフォルニア・スルで発見された新種です。どんな関連性があるのかについては書かれていないため、よくわかりません。
このほか、あまり知られていない歴史上の人物に少しでも関心を持ってもらおうと、「Ummidia bessiecolemanae」は、アフリカ系アメリカ人およびアメリカ先住民の女性として初めてパイロット免許を取得したBessie Colemanにちなんで命名されています。
●Ummidia gabrieli