ピンク・フロイド(Pink Floyd)のフランスでの活動に焦点を当てた書籍『Pink Floyd en France』がフランスで2021年11月30日発売予定。
ピンク・フロイドとそのメンバーは、フランスと長い関係を築いてきました。初めてのテレビ出演から壮大なライブショー、そして『The Wall』などの伝説的なアルバムのレコーディングまで、『Pink Floyd in France』はピンク・フロイドとフランスの長年のつながりを紹介しています。
フランスは、1967年1stアルバム『The Piper At The Gates Of Dawn』からピンク・フロイドの音楽を受け入れました。ピンク・フロイドは1968年から1994年までの間にフランスで60回以上の公演を行いました。
ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)と
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)も、ソロアルバムのプロモーションのためにフランスで数多くのツアーを行っています。
メンバーの
ニック・メイスン(Nick Mason)は、Muziq Magazine2016年11月号で「ピンク・フロイドは、フランスの観客がいなければ生き残れなかったかもしれない。僕たちはフランスで多くのツアーを行い、多くのテレビ番組に出演しました。フランスはある意味、僕たちの故郷でした。フランスは僕たちの音楽に素早く反応してくれましたが、ファンベースが必ずしも信頼できないイギリスとは対照的でした」と述べています・
著者のPatrick Ducherは、バンドのストーリーをいくつかの異なる角度から語っています。まず、長い間廃刊になっていたり、忘れられていたりする当時のフランスのロック雑誌を多数レビューし、次に、彼の個人的なコンサートの思い出を数多く紹介しています。
さらに、Patrickは多くのファンを招待して、バンドのフランス・ツアーやバンド・メンバーのソロ・パフォーマンスの中から、必要不可欠なブートレグをレビューしてもらっています。
最後に、著者は100人近いフランスのファンやバンドの熱狂的なファンに「なぜピンク・フロイドなのか?」というシンプルな質問を投げかけています。またピンク・フロイドの音楽と遺産を守り続けるために献身的に活動しているいくつかのトリビュート・バンドのミュージシャンにインタビューしています。
『Pink Floyd in France』は420ページのフランス語のハードカバー本で、多くの貴重な写真や、雑誌の表紙、広告、ポスター、チケットなども250点掲載。
現在、出版社のサイトから直接注文することができます。同サイトには通常版と限定版が用意されており、限定版には、著者のサイン入り本、フランスのフロイド・カヴァーバンドによる2曲入り7インチ盤、プリント2枚、コースター4枚などが特製ボックスに入っています。
■『Pink Floyd in France』公式サイト
https://pinkfloydenfrance.com/