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パンツ一丁のギタリストが騒音の苦情を受けて自宅の私道で逮捕される

2021/07/07 11:10掲載
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Subblet Hammer and the police (Image credit: Subblet Hammer / facebook)
Subblet Hammer and the police (Image credit: Subblet Hammer / facebook)
パンツ一丁のオーストラリア人ギタリストがアンプを外に持ち出して自宅の私道で無料コンサートを大音量でやっていると警察が到着。この前日、近所からの騒音の苦情を受けて警察から出された72時間演奏してはいけないという命令に違反したとして逮捕されています。3日間拘留された男性は釈放後、「正義を求める」ためにサイトchange.orgにて抗議の請願キャンペーンを立ち上げています。

このギタリストは、オーストラリア南部のアデレードに住むサヴァス・カルーソーで、自身のことをサブブレット・ハンマー (Subblet Hammer) と名乗っています。

彼は以前から、毎週日曜日の午後3時に私設車道(道路から家や車庫などに通じる私設の車道)で約45分間の無料コンサートを行っているそうで、彼によると「地元の人々は拍手や歓声で応援してくれています」とのこと。

しかし、先月、南オーストラリア州警察から、前日に出された72時間演奏してはいけないという環境保護命令に違反したとして逮捕され、彼の演奏は急きょ中断されました。

逮捕時のビデオ映像は以下の通りで、警官が彼に手錠をかけ、プラグを抜く様子が映っています。逮捕後、彼は3日間身柄を拘束されました。釈放後、彼は 「正義を求める」 ためにSUBB'S WORLDという名でChange.orgにて抗議の請願キャンペーンを立ち上げています。

キャンペーン・ページでは、警察に対して「この命令を執行する根拠がなく、音楽を演奏中のカルーソーの敷地に入って電源を切断する権限もない」と書かれています。また、今回の逮捕は「芸術活動をしている無実の音楽家に対する衝撃的な物理的攻撃」であるとしています。これまでに、この請願書は目標としている1,500名のうち約1,300名の署名を集めています。



■請願キャンペーン・ページ
https://www.change.org/p/help-us-fight-injustice-support-our-freedom-to-express-through-music