マハヴィシュヌ・オーケストラ(Mahavishnu Orchestra)での活躍で知られるベーシストの
リック・レアード(Rick Laird)が死去。マハヴィシュヌ・オーケストラのバンドメイトである
ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)がSNSで訃報を伝えています。80歳でした。
ジョン・マクラフリンは「RIP brother Rick Laird。私たちには素晴らしい思い出があります。寂しいよ」と投稿しています。
リック・レアードことRichard Quentin Lairdは1941年アイルランド・ダブリン生まれ。若い頃から音楽の演奏に興味を示し、ギターとピアノのレッスンを受けていた。16歳の時に父親と一緒にニュージーランドに移住した後、ジャズに携わるようになる。
1962年、イギリスに渡り、ロンドンのロニー・スコッツ・ジャズ・クラブでハウス・ベーシストとなって、ウェス・モンゴメリーを含む多くのアーティストと共演。1963年から1964年までレアードはロンドンのギルドホール音楽演劇学校に在籍。1966年には渡米しバークリー音楽大でアレンジ、作曲、そして弦楽器のベースを学ぶ。その後、ジョン・マクラフリンとマハヴィシュヌ・オーケストラを結成し注目を浴びた。
レアードは写真家としても活躍。またベースの教則本を数多く執筆した。