HOME > ニュース >

ジェイソン・ベッカーが大切にしていたエレキギター3本がオークションへ

2021/07/05 00:09掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Jason Becker - Photo by Paul Haggard
Jason Becker - Photo by Paul Haggard
カコフォニー(Cacophony)デヴィッド・リー・ロス・バンドでの活躍で知られるジェイソン・ベッカー(Jason Becker)。30年以上、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって体の自由を奪われながらも家族や仲間の支えで作曲家として現在も創作活動を続けているベッカー。彼が大切にしていたエレキギター3本がオークションに出品されることになりました。

ベッカーのソロ・アルバム『Perpetual Burn』とカコフォニーのアルバム『Speed Metal Symphony』のジャケット・カヴァーで手にしていたモリダイラ・ハリケーンの2つのモデルと、プロトタイプのPeavey“Numbers”ギターが、Live Auctioneersに出品されています。



1つは、ベッカーが、マーティ・フリードマン(Marty Friedman)も在籍したカコフォニーのファースト・アルバム『Speed Metal Symphony』のジャケットで手にしていたホワイト・モリダイラ・ハリケーン・モデル。このギターはベッカーのソロデビューアルバム『Perpetual Burn』のほぼ全曲のレコーディングに使用され、アルバム『The Blackberry Jams』でも使用されています。落札予想価格は50,000〜100,000ドル(約550万円〜約1110万円)。



もう1つは、ベッカーのソロデビューアルバム『Perpetual Burn』のジャケット・カヴァーで手にしているブルー・モリダイラ・ハリケーン・モデル。このギターは「Betcha Can't Play This」という曲で使用されています。落札予想価格はこちらも同じく50,000〜100,000ドル。



最後の「Numbers」ギターは、Peaveyがベッカーのために製作した最初のプロトタイプであり、「River of Longing」と「End of the Beginning」のレコーディングに使用されています。このギターは、1996年にエディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)がベッカーの自宅を訪れた際にエディが弾いています。落札予想価格はこちらも同じく50,000〜100,000ドル。



またベッカーが『Perpetual Burn』のジャケット・カヴァーで着ていた赤いジャケットもこのオークションに含まれます。オークションは7月15日(米国時間)まで。

今回のオークションの収益は「Jason Becker Special Needs Trust」に寄付され、ベッカーの多額の医療費を支援するために使われます。

関連映像


■オークション・ページ
https://www.liveauctioneers.com/search/?keyword=jason%20becker&sort=-relevance&status=online