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特集「我が青春の『いとしのレイラ』 2枚の『レイラ』アルバムを徹底比較」 雑誌『Player8月号』発売

2021/07/01 16:41掲載
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Player2021年8月号
Player2021年8月号
雑誌『Player8月号』の特集は「我が青春の『いとしのレイラ』」。デレク・アンド・ザ・ドミノスのオリジナルと、テデスキ・トラックス・バンドによる『レイラ・リヴィジテッド』の2枚の『レイラ』アルバムを徹底比較します。7月2日発売

※以下インフォメーションより

■『Player2021年8月号』

<内容>

■THE VINTAGE FILE
1973 FENDER Telecaster

■Vintage Guitar Gallery
1967/1975 MARTIN D-28S

■ZOOM UP
廣瀬“HEESEY”洋一 / LUNA SEA / ナガイケジョー(SCOOBIE DO)

■Musician's Photo Card
L'Arc〜en〜Ciel

■COVER STORY
我が青春の「いとしのレイラ」
ERIC CLAPTON and DEREK TRUCKS 
2枚の『レイラ』アルバムを徹底比較

クリーム、ブラインド・フェイスを経たエリック・クラプトンは米国に拠点を移し、デラニー・ブラムレット擁するデラニー&ボニー&フレンズと出会ったことで一層のソングライティングに取り組み、シンガーとしての道も歩み出す。1970年に初のソロアルバム『エリック・クラプトン・ソロ』をデラニー・ブラムレット(g)のプロデュースでリリース。デラニー&ボニー&フレンズ以後、『エリック・クラプトン・ソロ』制作の流れで親交を深めてきたボビー・ウィットロック(key,vo)、カール・レイドル(b)、ジム・ゴードン(ds)と結成したのが、デレク・アンド・ドミノスだった。歴史的名盤『いとしのレイラ』を作り上げるも短命に終わったバンドだが、クラプトンとオールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマンによる奇跡の共演はリリース50年が経ってもその衝撃が薄れることはない。奇しくも『いとしのレイラ』がリリースされた11月9日に生誕したのがスーザン・テデスキであり、その夫は言わずと知れたデレク・トラックス。ブッチ・トラックスの甥であり一時はオールマン・ブラザーズ・バンドにも在籍したデレクは、現在テデスキと共に大所帯のテデスキ・トラックス・バンドで活動している。そのテデスキ・トラックス・バンドがゲストにトレイ・アナスタシオ(フィッシュ)、さらにドイル・ブラムホール2世も迎えて、オンステージで『いとしのレイラ』を完全カバー。その模様が『レイラ・リヴィジテッド』として、日本盤はボーナストラックも追加されて高音質のSHM-CD2枚組でお目見えする! 今月の“プレイヤー”は“我が青春の「いとしのレイラ」”と題して、デレク・アンド・ドミノスのオリジナルはもちろん、テデスキ・トラックス・バンドによる『レイラ・リヴィジテッド』にも言及。デレクの最新インタビューは勿論、当時のクラプトンの証言をまとめたテキストを元に、双方のアルバムを徹底解析、『レイラ』レコード・コレクション、クラプトンギター研究の第一人者である和田 玄が『いとしのレイラ』で使用されたギターを解説すると共に、レイナードスキナードのトリビュート・バンド、レオタード・スキナードの寿庵皆男がデュアンを語ったインタビュー、さらには根本要(STARDUST REVUE)、田川伸治、NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)、青山陽一、鈴木健太(D.W.ニコルズ)、miko (exist†trace) 、渡辺たもつ(秘密のミーニーズ)にも『いとしのレイラ』の魅力を語ってもらった。永久保存版の50ページ、どうぞお楽しみいただきたい。

内容について:
・TEDESCHI TRUCKS BAND DNAに刻み込まれた“運命的名盤”の全曲再現ライヴアルバム デレク・トラックス 最新ロングインタビュー

・Eric Clapton - Derek and The Dominos:Cry Of Love エリック・クラプトンが語った『レイラ』

・『LAYLA REVISITED(Live at LOCKN’)』&『Layla and Other Assorted Love Songs』を徹底比較

テデスキ・トラックス・バンドの話題作『レイラ・リヴィジテッド』。デレク・トラックスのエリック・クラプトンに対するリスペクトがみごとに具現化したアルバムとして、デレク・ファンはもちろんのこと、クラプトン・ファンにとっても大いに注目される作品だ。クラプトン・フリークを代表して、原口和也氏に『レイラ・リヴィジテッド』を聴いてもらい、1曲ずつ細かなところまでオリジナル『いとしのレイラ』と比較をしてもらった。原口氏のクラプトン歴は長く、1974年の初来日公演から全ての東京公演を観覧し、アルバム『いとしのレイラ』に関しては、世界各国のアナログ盤、CD、MD、カセットなど、なんと60枚以上のコレクションを所有する強者。『いとしのレイラ』を半世紀聴き込んだゴリゴリのクラプトン・フリークにとって『レイラ・リヴィジテッド』はどのように聴こえるのだろう? クラプトン・フリークが本音で語る『レイラ・リヴィジテッド』とは…。

・HARAGUCHI LAYLA COLLECTION 60 〜レイラと共に歩んだ50年〜
デレク・アンド・ドミノスの『いとしのレイラ』が発売されて半世紀が過ぎた。このアルバムはエリック・クラプトンの代表作であると同時に、世界中の音楽ファンに広く愛され、ロックの名盤として大きな金字塔を打ち立てた。アルバムは何度もリメイクされ、さまざまなバリエーションが登場したが、発売から50年経った現在でも50周年を記念したボックスセットが登場するほどの人気を誇っている。先のコーナーにも登場した原口和也氏は、このアルバムに魅せられたエリック・クラプトン・フリークの一人である。大好きなエリックの音源を求めているうちに、世界中の様々な『いとしのレイラ』音源が集まった。その数なんと60数点。世界各国で発売されたLP、CD、カセットテープ、EP、オリジナル・マスター・レコーディング盤、ボックスセット、記念盤、プロモーション盤、さらには8トラック・ステレオに至まで、ありとあらゆる『いとしのレイラ』の音源を所有している。そんな原口氏の「レイラ・コレクション」の一部を紹介していただくと共に、アルバムの魅力、エリック・クラプトンの魅力について語ってもらう。

・和田 玄が語るデレク・アンド・ドミノス

・寿庵皆男が語るデュアン・オールマン

・ギタリストが語る我が青春の『いとしのレイラ』
 根本 要(STARDUST REVUE)/ 田川伸治/NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO) / 青山陽一 / 鈴木健太(D.W.ニコルズ)/ miko (exist†trace)/ 渡辺たもつ(秘密のミーニーズ)/『エリック・クラプトン・ソロ』50周年記念盤が登場

















■HARDWARE SPECIAL
ZEMAITIS SPECIAL Part.5 ロックンロールの歴史に刻まれたイギリスの栄光
「ゼマイティス・スペシャル 第5弾」は、ジミ・ヘンドリックスが使用した12弦アコースティックにまつわるストーリー。1973年に公開されたジミの記録映画『ジミ・ヘンドリックス』の中盤に、ジミが12弦のアコースティック・ギターを使った印象的な弾き語りのシーンがある。ここで使用されたのが、1960年にトニー・ゼマイティスが製作した12弦ギター。現在のゼマイティス・ギターとはやや趣が異なる外観だが、トニーのギター製作を語る上で重要なギターの1つとして知られている。
Part.1:JIMI HENDRIX / ZEMAITIS 12 STRING ACOUSTIC 1960 ジミが使用したアコースティック・ギター伝説
Part.2:PROTOTYPE 2 日本で企画されたアコースティック・プロトタイプ
Part.3:New PRODUCTS 注目の日本製最新モデル ZEMAITIS AAS-1500HPD-E

■HARDWARE SPECIAL
PRS GUITARS 2021 NEW PRODUCTS 進化を遂げた最新モデルを一挙紹介
 2020年に設立35周年を迎えたPRSギターズ。恒例となったアニバーサリー・モデルを発売する一方で、ギターの製造工程に新たな要素を導入している。それが、より音楽的なサウンドを生み出すためのピックアップの製造/デザインのプロセス、TCI(Tuned Capacitance Inductance)。もう一つが、ギターの本来の鳴りと安定した仕上がりを実現するNOC(Nitro Over Cellulose)フィニッシュである。そして、今年はかつて発表したNarrowfieldピックアップをアップデートして最新モデルに採用している。世界を代表するギター・ブランドに上り詰めてもなお、創始者であり開発者であるポール・リード・スミスのギターへの探求は留まることを知らない。そこで今回は2021年最新モデルを通じて、さらに進化を遂げるPRSの最前線を紐解いていく。

■HARDWARE SPECIAL
VOX VALVENERGY / MV50 次世代真空管Nutube搭載ギアを再検証
 コルグとノリタケ伊勢電子が共同開発した革新的な新技術であるNutubeという真空管が発表されてから6年。今回の『VOX FIND YOUR TONE!』では、ヴォックスのギター・アンプ、およびNutubeの概要、そしてNutubeを採用した好評のMV50シリーズ・ギター・アンプ、そして満を持して登場したコンパクト・エフェクターVALVENERGYシリーズの魅力を再検証する。

■SPECIAL FEATURE
L'Arc〜en〜Ciel 30th L'Anniversary Starting Live "L'APPY BIRTHDAY!" Gear Report
 結成30周年を迎えたL'Arc〜en〜Ciel。『30th L'Anniversary year』に突入し、これに関連した特別企画やコラボレーションが編まれる中、30周年記念ライヴ『30th L'Anniversary Starting Live "L'APPY BIRTHDAY!”』が、5月29日、30日に幕張メッセにて開催された。そのうち公演一日目のライヴレポート、そして全メンバーの使用機材をレポート。

■INTERVIEW & MORE
乃下未帆 × 青木 将
 ダンスボーカルユニットVIC:CESSや女優として活躍してきた乃下未帆が、ソロアーティストとして新たな歩みを始めたのが2018年。縁あってギタリスト、サウンドプロデューサーとしてタッグを組んだのが、現在公私共にパートナーになっているのが青木 将である。未帆の亡き父がスターダスト☆レビューやJ-WALKのメンバーと親交が深かったこともあり、未帆がスタ☆レビ『還暦少年』のジャケットデザインを手掛けたり、このたび完成したアルバム『マーブル』にJ-WALKの杉田 裕が参加していたり…敏腕バンドメンバーのカワイリエ(b)、久保田昌史(ds)然り、乃下未帆の周りには抜群のミュージシャンが集まっていて面白い。今後はCANARYなるプロジェクトとして音楽活動が展開されることもインタビューで語られるが、アルバム『マーブル』はバンドサウンドなり生楽器のグルーヴならではの魅力的な仕上がりに。二人に直撃すると共に愛器の数々を紹介しよう。

■SPECIAL FEATURE
LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021 -CROSS THE UNIVERSE – Gear Report
 新型コロナウィルス感染予防のために延期を重ねた全国ツアー“LUNA SEA 30th Anniversary -CROSS THE UNIVERSE -”。遂に彼らの結成記念日を含む“LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021 -CROSS THE UNIVERSE -”と題されたかたちで東京ガーデンシアター公演が催された。特に5月30日公演はストリーミングで生中継されたほか、全国の映画館でライブビューイングも開催。新型コロナウィルスにおける未曾有の日常が訪れて以後、LUNA SEAは医療従事者やエッセンシャルワーカーへエールを送り続けてきたが、昨年末に真矢が感染したことなどもあり、その想いはより真摯なものとなった。“LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021 -CROSS THE UNIVERSE -”は、むしろここから振替公演が年内にわたり展開されていく。使用機材やサウンドなどはツアーの進行につれてのヴァージョンアップも予想されるが、本頁では誌面都合上、その全部は紹介できないものの、東京ガーデンシアターでスタンバイされていたLUNA SEAの最新機材レポートをお届けしたい。                                         

■Reach Up
JACKSON BROWNE
 ジャクソン・ブラウンのオリジナル・アルバムとしては2014年の『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』以来、この間にライヴアルバム『ザ・ロード・イースト~ライヴ・イン・ジャパン』を挟みつつ、実に7年ぶりとなる最新作『ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』がリリースされる。昨年からのコロナ禍で、ジャクソン自身も2020年3月に感染したというニュースが報じられるも、体調を回復しまたアルバムを届けてくれた。“あらゆるものが下り坂な”世界に向けてのテーマとメッセージを込めたこの7年ぶりのニュー・アルバムに関するインタビューをお届けする。

■Reach Up
宮本笑里 × DAITA
 クラシックからポップスまで多彩なジャンルで聴き手を魅了するヴァイオリニスト 宮本笑里。キャッチーなメロディ・センスと巧みなプレイで日本を代表するギタリストとして知られるDAITA。この二人のトップ・ミュージシャンによるコラボレーションが実現した。今夏、パシフィコ横浜にて開催される『Sony presents DinoScience 恐竜科学博〜ララミディア大陸の恐竜物語〜 2021@YOKOHAMA』の公式テーマ曲としてDAITAの作曲・編曲・プロデュースした「ララミディア」は、太古の昔に北米に存在した大陸“ララミディア”とそこに生きた恐竜が織り成す壮大な世界が、優雅で力強いヴァイオリンとギター、そして大地の鼓動と空気を感じさせるメロディとオーケストレーションで見事に表現されている。この「ララミディア」について、宮本笑里とDAITAに語ってもらった。

■Reach Up
Yas Nomura (THE RESONANCE PROJECT)
 LAを拠点に活動する日本人ギタリスト/ベーシストのYas Nomuraと中国人ドラマーのラン・ジャオが立ち上げたのがザ・レゾナンス・プロジェクトである。プログレッシヴ・メタル、ジャズ/フュージョンを軸に、壮大なオーケストレーションを採り入れたインストゥルメンタル・ミュージックを作り上げている。彼らが2019年にリリースした1stアルバム『ザ・レゾナンス・プロジェクト」では、ジャンルを超えた気鋭プレイヤーが多数参加し、圧倒的なテクニックと緻密に構成された楽曲を収録している。今回はギタリストの岡聡志との共演ライヴのために帰国していたYas Nomuraへのインタビューが実現。そのキャリアと音楽性について伺った。

■Reach Up
Kroi
 様々な音楽ジャンルを融合させた“ネオミクスチャー”なサウンドを奏でる新進気鋭の5人組、Kroiがメジャーデビューアルバム『LENS』をリリースした。ファンクやR&B、ソウルを軸としつつも多様性に溢れる音楽性で、今大注目の彼ら。そんな彼らへのインタビューが今回実現。結成の経緯から最新作に関することまで、大いに語ってもらった。

■Reach Up
ADAM at
 キーボーディスト・ADAM at。彼の名を今回初めて知る方でも、CMソングやテレビにラジオのBGM、知らないところで楽曲を絶対、耳にしていると断言する。2011年、本名のTAMADAを逆から読んでADAM atと命名、彼を中心としたインストバンドとしての活動をスタート。着実にキャリアと実力を積み重ね、昨年リリースした『零』はタワーレコード昨年の年間チャートでジャズ・チャート3位、日本人作品としては1位を獲得。今も静岡県浜松市を拠点に、“ライブハウス”という空間を大切にしながら活動を続ける。そんなADAM atが、6月23日に7枚目となるアルバム『Daylight』をリリースした。大音量のライブハウスで聴いたら耳と身体が大喜びすること間違いなしの全10曲が並ぶ。ニューアルバムについて、またPlayer初登場ということでADAM at本人にも迫るインタビューをお届けする。

■Reach Up
JOHN MAYER 新作談義
 デビュー20周年タイミングで意欲作『ソブ・ロック』を7月21日にリリースするジョン・メイヤー。今や最もインタビューが難しいギターヒーローの『ソブ・ロック』を一足早く拝聴する機会に恵まれた。前作『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』(2017年)からの発展形と思われる部分もありつつ、先述のように80’sテイストのサウンドを、ジョン・メイヤーならではの洗練されたトーンでまとめ上げた非常に面白いアルバムである。「ラスト・トレイン・ホーム」「ニュー・ライト」「アイ・ゲス・アイ・ジャスト・フィール・ライク」「キャリー・ミー・アウェイ」の4曲は、ソニーのサイトで日本盤を予約注文すると、即入手可能となっており、サブスクの類でも既に聴けるのも面白い。何かやりたくて仕方がない…ということで、大のジョン・メイヤー・フリークであるソニーミュージック横田 衛氏とのジョン・メイヤー談義をここでお届けしようという企画だ。コロナ禍でZOOM飲み会やClubhouseで談議しているようなムードで読んでいただければ嬉しい。

■The Live
LOUDNESS / JUN SKY WALKER(S) / MOONRIDERS / I.T.R / Half time old / 古墳シスターズ

■Rei's MAPLE LEAF RAG「マホガニー・ガール」
シンガーソングライター/ギタリスト Reiのコラム 第18回目!

■NEW PRODUCTS
TRAVELER GUITAR Redlands Concert Spruce / HERITAGE H-150 (Ebony) / BACCHUS JRP GUITARS Surf Breaker “SB-HH” ’21SP / OHANA UKULELES CK-450SMP / LANEY Cub-Super12

■VINTAGE GUITAR ARCHIVE
1963 GRETSCH PX6122 Chet Atkins Country Gentleman 60年代のエレクトリック・ギター・サウンドを牽引したモデル
 グレッチで人気の高いPX6120やPX6122/カントリー・ジェントルマン、PX6119/テネシアンといったモデルは、どれもチェット・アトキンスのシグネチャー・モデルである。カントリー・ウエスタンの本陣であるナッシュビルのトップ・セッション・ギタリストとして活躍したチェットは、サム・ピックと指を使ったチェット・スタイルと共に、多くのフォロワーを生み出した。また、グレッチのギターの開発に深く関わり、その成果は一連のチェットのシグネチャー・モデルに反映されている。その中からジョージ・ハリソンが愛用したことで知られる1963年製のPX6122を詳細に解説する。

■連載記事
アキマツネオ・二井原実・KENJI SUZUKI・吾妻光良・GUITAR RESEARCH・Music With You!(神田雄一朗・鶴×ナガイケジョー・SCOOBIE DO)・くりっぱーとろにくす/0からはじめるギタリストのためのシンセサイザー