ピーター・フック　ニュー・オーダー時代の楽器や機器などをオークションに出品　「Blue Monday」の録音で使用したシンセ等

ピーター・フック（Peter Hook）は、ニュー・オーダー（New Order）時代の楽器やスタジオ機器、トロフィーなどをオークションにかける予定。中には「Blue Monday」のレコーディングで使用されたシンセサイザーや、以前にザ・フーのジョン・エントウィッスル（John Entwistle）が所有していたベースギターなどもあります。オークションの前には一般公開される展覧会も開催されます。オークションの寄付金は、The Christie charityとEpilepsy Societyに寄付されます。

フックは2019年3月に、彼のジョイ・ディヴィジョン（Joy Division）とファクトリー・レコードのアイテムを紹介する展示会とオークションを行いました。今回はそれに続くものです。

今回は400点以上が出品されます。ジョイ・ディヴィジョンとファクトリー・レコードに関連するアイテムも含まれていますが、このコレクションは主にフックのニュー・オーダー時代のもので、トロフィー、楽器、スタジオ機器、あらゆるフォーマットのリリースなどが含まれています。

これらの楽器はニュー・オーダー楽曲のほとんどで使用されており、6弦Shergold MarathonベースギターやオリジナルのYamaha BB1200S、そして「Blue Monday」のレコーディングで使用された「Prophet 5 Synthesiser And Sequencer」や、ジョン・エントウィッスルが所有していた「Overwater Bass Guitar」なども含まれています。

またフックが受賞した2005年のNMEアワードや2006年のIvor Novello賞のトロフィーもオークションにかけられており、その他にも、オリジナルのフライトケース、ライヴのポスターやアートワーク、限定版のファッションや衣装、ツアーの日程表や書籍、オリジナルレコード、テストプレス、CD、カセットのコレクションなどもあります。

これらのアイテムが一堂に会する初めての機会となる展覧会＜The Peter Hook Signature Collection - New Order＞は10月4日から10月8日まで、英ニュートン＝ル＝ウィローズにあるオメガオークション本社で開催されます。オークションは10月8日の午前11時から開始されます（いずれも英国時間）

ピーター・フックは次のように語っています。

「このコレクションは一番難しいるだろうといつも思っていた。ニュー・オーダーの41年間の活動の中で、最高の時もあれば最低の時もあった。これらの素晴らしいアイテムを見て、世界中で成し遂げた素晴らしい業績と素晴らしい冒険を思い出すと、俺の顔に笑みが浮かび、目には涙があふれた。歴史に興味のある人たちが、このコレクションを評価し、楽しんでくれることを心から願っています」

■オークション・ページ
https://www.omegaauctions.co.uk/news-media/news/the-peter-hook-signature-collection-2021/