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ポール・スタンレーがキッスのデビューアルバムを気に入らなかった理由
2021/06/27 01:29掲載
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KISS / KISS
キッス(KISS)
の
ポール・スタンレー(Paul Stanley)
は、米ラジオ局SiriusXMに出演した際に、バンドのデビューアルバム『KISS(邦題:キッス・ファースト 地獄からの使者)』(1974年)について、サウンドやジャケットに満足できず、好きではなかったといい、その後に発売された1974年の『Hotter Than Hell(邦題:地獄のさけび)』(1974年)と『Dressed to Kill(邦題:地獄への接吻)』の2枚のアルバムもサウンド的にあまり好きではないと述べています。
「アルバム『KISS』を手にしたとき、どんな感じでしたか?」と尋ねられたとき、スタンレーはこう答えています。
「ミックスされていたよ。正直に言うと...。アルバムのサウンドはかなり悪いと思ったよ...。
最初の3枚のアルバムはサウンド的に好きではなかった。俺たちは爆音でライヴでは雷のようだったけど、アルバムでは、俺には少しチンケな音に聴こえた。どうすれば良い音になるのかは分からなかったが、それが俺たちの音ではないことは分かっていた。
バンドが本当に成功したのは(1975年のライブ・アルバム)『KISS Alive!』になってからだということを覚えておく必要がある。(このアルバムが出る前までは)人々は俺たちのライヴを見に来て、その内容を気に入ってくれたのに、アルバムをかけると“私が観たバンドの音とは違う”となっていたからね」
スタンレーは、ラジオで初めてデビューアルバムの音楽を聴いた瞬間のことを「正直なところ、“これはすごい! ”と思った。興奮しないわけがない」と振り返り、こう続けています。
「(アルバムの)ジャケットも、現時点では象徴的なものだけど、当時は印刷されるまで見たことがなかった。そう、俺たちは新しいバンドとして、自分たちが主導権を握る立場ではなかったんだ。ジャケットを見て“えっ...”と思ったことを覚えているよ。僕が想像していたものとは違っていた...。
アルバムのサウンドも、俺が考えていたものとは違っていた。でも、どこかで始めなければならないし、“Strutter”、“Deuce”、“Black Diamond”、“Firehouse”などの曲があるのだから......。良かったんだよ。期待していたような音が出たかって? いや、でもキッスのアルバムだよ」
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