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ピンク・フロイド初来日公演の未発表写真公開 『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』収録

2021/06/23 11:00掲載
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ピンク・フロイド(Pink Floyd)の初来日公演「箱根アフロディーテ」から50年。初来日時の16mmフィルムを新発見、デジタル化、レストア、リマスターしてBlu-rayに収録したCD+Blu-ray作品『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』から、特典フォト・ブックに収録される未発表写真の一部が公開されています。

この作品は「未発表写真満載のフォト・ブック」、「箱根アフロディーテ・パンフレット」、「会場案内図チラシ」、「大阪公演ポスター」、「箱根アフロディーテ・チケット」を復刻した5大特典付きで8月4日に発売されます。

以下インフォメーションより

今回新たに発見された16mmフィルムとともに、数多くの未発表写真も発掘。箱根アフロディーテでのライヴはもとより、空港や記者会見、オフショット他、1971年ピンク・フロイド初来日時のドキュメンタリーを写真で振り返ることができる全60ページの「スペシャル・フォト・ブック」に収録される。

写真の中には、前日の大雨で泥濘(ぬかるみ)にはまった機材車を人力で引っ張る姿や、ピンク・フロイドの機材車をブルドーザーで牽引する模様など、知識もマニュアルもない中50年前の日本のスタッフたちが、前例のないプロジェクト「日本初の野外ロック・フェス」を作り上げていくドキュメンタリー的な、貴重な歴史の1ページといえる写真の数々も含まれている。

*ピンク・フロイド箱根アフロディーテ時ライヴ写真&前日写真(photo by Noriaki Nagaya)







ピンク・フロイドの初来日スケジュールは、1971年(昭和46年)8月1日羽田空港に到着。8月2日に宿泊先のホテルでの記者会見、8月6,7日箱根アフロディーテ公演、その後新幹線で大阪に移動し、8月9日大阪フェスティバルホール公演のあと8月10日オーストラリア・メルボルンへ向けて旅立っている(それぞれの場面をスペシャル・フォト・ブックに収録)。

ピンク・フロイド『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』は、『原子心母』の7インチ紙ジャケットにCDと50年前の「箱根アフロディーテ」新発見映像をBlu-rayに収録した2枚組、更に①「未発表写真満載のフォト・ブック」②「箱根アフロディーテ・パンフレット」③「会場案内図チラシ」④「大阪公演ポスター」⑤「箱根アフロディーテ・チケット」を復刻した5大特典付き、奇跡の日本独自企画『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』が「箱根アフロディーテ」からちょうど50周年目を迎える8月6、7日直前の2021年8月4日(水)に発売となる。

ピンク・フロイドの箱根アフロディーテ公演時映像は、これまで「原子心母 (Atom Heart Mother)」の1曲のみ存在は確認されていたものの、そのマスターの行方やこの映像が撮影されたいきさつも含めて長年の間“謎”に包まれていた。しかし、遂に、この映像の当時の16mmのオリジナル・フィルムを半世紀の月日を経て発見。最新技術で16mmフィルムから一コマずつデジタル化、長い年月をかけてフィルムのノイズやゴミを丁寧に取り除くレストア(修復)、リマスター作業を行ない、ピンク・フロイド側との交渉の末、「箱根アフロディーテ」50周年のタイミングで日本のみの商品化が実現した。ライヴ映像(音源も箱根アフロディーテ・ライヴ音源)はもとより、オフショットや空港、ホテル、記者会見、新幹線、空の色や当時の日本の風景etc.・・・ピンク・フロイドの日本の“聖杯”とも呼べる歴史的映像が驚愕の美しさで鮮やかに甦る。

●現存していた映像と新発見映像との比較映像(実際の本編から映像は抜粋、音はライヴのエンディングの部分を合わせています)


●オリジナル・フィルム発見のいきさつを含めた詳細はこちらの特設サイトで
https://www.110107.com/pinkfloyd_AHM50th

【箱根アフロディーテについて】
今から50年前。1971年(昭和46年)8月6日と7日2日間に渡って箱根芦ノ湖畔成蹊学園所有乗風台で開催された、ニッポン放送主催、海外アーティストを招聘した日本初の大規模野外ロック・フェスティヴァル。南こうせつとかぐや姫、トワ・エ・モア、尾崎紀世彦、ハプニングス・フォー、モップス、赤い鳥、ダークダックス、成毛滋 & つのだひろ、渡辺貞夫グループ、山下洋輔、菊地雅章、佐藤允彦他ジャンルを超えた当時の日本のアーティストとともに、海外からはピンク・フロイド(ヘッドライナー)、1910フルーツガム・カンパニー、バフィー・セントメリーが参加。いわゆるフジロックやサマーソニックの原点ともいえる、日本のロック・ファンが初めて経験した伝説の野外ロック・フェス。 前日には大雨というコンディションの中、すべてにおいて初めてのことばかりで、機材やPA含めて様々な困難の中実現した(実現までの秘話をデジタル・ブックレット『追憶の箱根アフロディーテ1971』に収録)。

【ピンク・フロイド初来日公演について】
当時はアルバム『原子心母』を1970年10月発表後、『おせっかい』はまだ発表前(1971年11月発売)という時期。ピンク・フロイドは「箱根アフロディーテ」フェスの大トリで出演。長いサウンド・チェックの後、「原子心母」でスタートし、「ユージン、斧に気をつけろ」「太陽賛歌」「エコーズ」「神秘」と全5曲を演奏(8/7は2曲目に「グリーン・イズ・ザ・カラー」を追加)。ステージの後ろには山、森に囲まれ、背後には芦ノ湖。新曲(当時未発売)の「エコーズ」を初披露した際には湖側から霧が立ち込め、野外で自然が演出した予期せぬ舞台効果もあり、神秘的、幻想的な伝説のライヴとして語り継がれることになった。ピンク・フロイドは当時まだ日本では珍しかった大規模なPAシステム使用し、それ以降の日本の音響、ステージ制作に多大な影響を与えたと言われている(「日本におけるコンサート音響」秘話をデジタル・ブックレット『追憶の箱根アフロディーテ1971』に収録)。1971年の初来日公演は8月6,7日箱根アフロディーテのあと8月9日には大阪フェスティバルホールで公演を行なっている(大阪公演の超貴重な公演ポスターを特典として復刻)。


ピンク・フロイド『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』パッケージ写真
■ピンク・フロイド『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』
Pink Floyd / Atom Heart Mother (Hakone Aphrodite 50 Anniversary Edition)

2021年8月4日発売 SICP-6396〜7 (CD+BD 2枚組)6,600円(税込)6000円(税抜)
完全生産限定盤/日本独自企画/7インチ紙ジャケット仕様/5大特典封入

<収録内容>
CD:アルバム『原子心母』
Blu-ray:「原子心母」(箱根アフロディーテ1971)+ 「スコット&ワッツ」(箱根アフロディーテB-roll)

<DISC1:CD> 原子心母 Atom Heart Mother
1.原子心母(父の叫び/ミルクたっぷりの乳房/マザー・フォア/むかつくばかりのこやし/喉に気をつけて/再現)
2.もしも
3.サマー’68
4.デブでよろよろの太陽
5.アランのサイケデリック・ブレックファスト(ライズ・アンド・シャイン/サニー・サイド・アップ/モーニング・グローリー) 

<DISC2:Blu-ray Disc>
1.原子心母(箱根アフロディーテ1971)
2.スコット&ワッツ(箱根アフロディーテB-Roll<ボーナス映像>)

<ピンク・フロイド初来日、箱根アフロディーテ50周年を記念したスペシャル・パッケージ>
●ピンク・フロイド初の7インチ紙ジャケット仕様(当時の来日記念帯復刻)
●当時の未発表写真を多数発見!日本独自スペシャル・フォト・ブックレット他、5大特典封入
①「未発表写真満載!全60Pスペシャル・フォト・ブック」
②「箱根アフロディーテ・パンフレット」復刻
③「会場案内図チラシ」復刻 
④「大阪公演ポスター」復刻
⑤「箱根アフロディーテ・チケット」復刻
●デジタル・ブックレット『追憶の箱根アフロディーテ1971』
(商品封入されているアドレスからアクセスしていただくと、箱根アフロディーテの関係者や目撃者たちの証言、体験談、貴重秘話、血と汗と涙の物語を収録したスペシャル・ブックをご覧いただけます:亀渕昭信(当時オールナイトニッポンDJ/アフロディーテ Aステージ進行担当)/立川直樹/伊藤政則/佐々光紀(当時ニッポン放送制作部副部長/箱根アフロディーテ制作総合プロデューサー)/井村文彦(当時ニッポン放送事業部主任)/日比野宏明(ヒビノ株式会社取締役会長)他)