英＜ダウンロード・フェス＞　政府によるテストイベントとして開催中　マスク＆社会的距離なし

英国では、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来初めてとなる大規模な音楽フェスティバルとして、メタル・フェス＜Download Festival＞がイングランド中部のドニントン・パークで6月18日〜20日の3日間開催されています。これは、新型コロナの感染拡大を引き起こすことなく、大規模イベントを再開できるかどうかを検証する、政府によるテストイベントの一つとして行われています。

例年10万人を集めている同フェスですが、今回はパンデミック前の10分の1にあたる約1万人のファンが参加。参加者は全員、イベント前に新型コロナウイルスの検査を受けています。フェスティバル中にマスクを着用したり、社会的距離を置く必要はありません。

今回の＜Download Festival＞には、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインやエンター・シカリなど英国を拠点とする40以上のバンドが参加しています。

初日の6月18日は雨でしたが、もともと同フェスは悪天候が多く“Drownload”とも呼ばれていたので、プロモーターのアンディ・コッピングや、当日参加したメタル・ファンのトム・ブロムリーはいずれも「雨が降らなければダウンロードとは言えないからね」と述べています。

コンサートに参加したアレクサンダー・ミラスは、雨や泥でこのイベントが台無しになることはないだろうと話しています。

「ある意味、より良いイベントになる。このようにして人々が一つになるのは素晴らしいことだ。同じような考えを持った、本当に素晴らしい人たちと一緒にいることの喜び。天候に左右されることなく、素晴らしい時間を過ごすことができるのだから、完璧なイベントだと思うよ」

英BBCのニュース映像とオフィシャル・ハイライト映像あり