AC/DCのギタリスト、
アンガス・ヤング(Angus Young)は、なぜギブソンSGギターしか弾かないのか? ドイツのGuitar Magazin誌のインタビューの中で、彼のトレードマークであるギブソンSGギターについて語っています。
SGしか弾かない理由を聞かれたヤングは、次のように答えています。
「間違いなく、マルコム(ヤング、アンガスの兄)。当時、僕はヘフナー・ギターを持っていて、それはマルコムがくれたものだった。彼のバンドのメンバーである、僕のもう一人の兄がグレッチ・ギターを手に入れたので、それをマルコムにあげたんだけど、そのあと、マルコムが僕にくれたんだ。それで僕はヘフナーを手に入れた。
そして、ある日、マルコムがやってきて“ここに小さな店があるんだけど、いいギターがたくさんあるんだよ。レスポールもストラトも、何でも置いてあるんだ”“すごくいいSGギターがあるよ。そこに行って、他のギターも試してみてもいいけど、でも必ずそのSGも試してみて”と言った。
だから僕はそこに行き、SGを手にして、“うわぁ!”と思った。その後、他の楽器も試してみたけど“ダメだ!”と思った。
SGの元に戻って“これを手に入れない”と思い、結局、そのSGを手に入れることにした。でも、それもマルコムが見つけてくれて、“この店に行って試してみて”と言ってくれたおかげなんだ。それを手に入れたときは嬉しかったよ。
僕はすべてのスタジオ・アルバムでそれを演奏している。今では、スタジオでしか使わないようにしているんだけど、というのも、ライヴで使っていたときには、たくさんの凹凸やひび割れができていたからね。スタジオではいつも使っているので、とても神経質になるよ」
インタビュアー「私もそのギターを大切にします」
「そうだね。他にもたくさんのSGを持っているし、スタジオで使っているSGがもう1台あるけど、これも僕のSGとほぼ同じ年式で、もしかしたら1年上かもしれないし、もっと前かもしれない。
でも、音がいいので、いつもこの3台を使っているんだ。でも、やはりメインは1本目のギターだね。独自の小さな音を持っているんだ」