DAVID GILMOUR, ROGER WATERS
ピンク・フロイド(Pink Floyd)の
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)と
ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)の不仲は続いており、ギルモアは最新インタビューの中でウォーターズがアルバム『Animals』の新ミックス・ヴァージョンの進行を止めたと非難し、2人の和解の可能性については「ほとんどない」と述べています。
ウォーターズは先日、自身のSNSなどで『Animals』の新ミックス・ヴァージョンについての声明を発表。
「アルバム『Animals』は、ジェイムズ・ガスリーによるステレオと5.1ミックスが新たに制作されたが、これらのミックスは、マーク・ブレイクがこの新しいリリースのために書いたライナーノーツをめぐる争いのため、未発表のままになっていた。ギルモアは、このライナーノーツを削除しない限り、アルバムの発売を拒否している」と主張。声明では最終的に「新しい『Animals』のリミックスのリリースに同意し、ライナーノーツを削除した」と述べていました。
ギルモアはこのウォーターズの声明が出る前に米ローリング・ストーン誌の取材に応じ、インタビューの中で「とても素敵な『Animals』のリミックスが完成したんだけど、誰かが僕が承認していないライナーノーツを無理やりつけようとしていて、誰かがそれをリリースさせないようにしているんだ」「僕が(ライナーノーツを)承認しなかったので、彼はちょっと不機嫌になったんだ。かわいそうな人だと思うよ」と話しています。
ギルモアはウォーターズと和解する可能性について「ほとんどない」とも語っています。「多くの誤った情報がある。僕自身や僕がやっていることについての誤った情報にいちいち反応したくない」「僕が放置してきた嘘や情報は山ほどあるけど、僕の一般的な見解は、のみこむことだ...いずれはうまくいくでしょう」と述べています。
またギルモアはインタビューの中でソロ・アルバムのリリースを計画していることを明らかにしています。