エディ・ヴァン・ヘイレンの息子ウルフギャング、ヴァン・ヘイレン加入の経緯を語る

エディ・ヴァン・ヘイレン（Eddie Van Halen）の息子であるウルフギャング・ヴァン・ヘイレン（Wolfgang Van Halen）は、ヴァン・ヘイレン（Van Halen）に加わることになった経緯を、Spinの最新インタビューの中で語っています。

彼のソロ・プロジェクト、Mammoth WVHのデビュー・アルバムにあわせて行われたインタビュー。

2007年に行われたデイヴィッド・リー・ロスとの再結成ツアーで、長年のメンバーだったマイケル・アンソニーに代わってウルフギャングがベーシストとして参加。その際、一部のファンから受けた否定的な反応を理解していたことを認めています。

「長年のメンバーに代わって子供がベースを弾くというのは、皮肉を込めて言えば...“そう、僕を嫌うべきなんだ”という感じだね」

ウルフギャングは、ラインナップの変更は「しかし、それはもっと微妙なことなんだ」と話しています。

「父が（アンソニーに）“クソ野郎、出て行け”と言っていたわけではない」と説明。またエディがこの時期に「良い時間を過ごしていなかった」と指摘し、エディの飲酒との闘いを間接的にほのめかしています。

一方、アンソニーはこの時点でバンドに参加していなかったサミー・ヘイガーと「楽しい時間を過ごしていた」と述べ、「確かに、ちょっと厄介で複雑な話だけど、彼はもう仲間ではなかったんだ。父があんな風になってしまったら、そばにいたくないというのはよくわかる」と付け加えています。

最終的に、ウルフギャングが空席を埋めることができると提案したのはエディでした。

「僕が父のところに行って、（気難しい映画の悪役のような声で）“俺がベースを弾くべきだ”と言ったわけではないんだ。あの時は、ただ父を生かしておきたかったんだ」とウルフギャングは説明しています。

2006年の夏、エディはウルフギャングを5150スタジオでヴァン・ヘイレン楽曲のジャムに誘いました。その冬、エディは、わずか3ヶ月間ベースを弾いていた息子をグループのラインナップに加えたことを明らかにしました。その後、3回のツアーとスタジオアルバムが続き、ウルフギャングは約10年間、父親と一緒に音楽を作れるという贈り物を楽しみました。