ライオットガール・ムーブメントに新しい息吹を吹き込んだ、ロサンゼルスのティーンエイジャー・ライオットガール・バンド、
リンダ・リンダズ(The Linda Lindas)。フェンダーは彼女たちの特集映像約9分を公開。
彼女たちはフェンダーのスタッフを練習スペースに招待し、いくつかの曲を演奏し、パンクロック、DIY、および彼女たちのバイラル・ヒットの背後にあるメッセージについて話しています。
リンダ・リンダズは、アジア系とラテン系のティーンエイジャーの女の子4人によるバンド。先日、メンバーの一人が学校でアジア人に対する人種差別を受けたことをきっかけに作った「Racist, Sexist Boy(人種差別的で性差別的な少年)」がバイラル・ヒットしています。
Mila (10歳) 、Eloise (13歳) 、Lucia (14歳) 、Bela (16歳) で構成されるバンドで、5月初めにロサンゼルス公共図書館による「アジア・太平洋系米国人の文化遺産継承月間」のイベントで、この曲やビキニ・キルのカヴァーなどを披露しています。
ドラマーのMilaはこの曲について「ロックダウンに入る少し前に、クラスの男の子が私のところににやって来て、彼のお父さんから“中国人には近づくな”と言われたと言っていました。私が中国人だと言うと、彼は私から離れていきました。Eloiseと私は、その経験に基づいてこの曲を書きました」と説明しています。
出来上がった曲は、このバンドが時折カヴァーすることで知られる象徴的なフェミニストパンクロッカー、ビキニ・キルの精神を体現したナンバーとなりました。なお、彼女たちは、ライオットガールをテーマにしたNetflix映画『Moxie』に出演したこともあります。
ロサンゼルス公共図書館で「Racist Sexist Boy」を披露して以来、彼女たちはネット上で爆発的な人気を博し、フォロワーは彼女たちを“新世代のパンクの顔”として称賛し、その反骨精神を称賛しています。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロも、彼女たちの曲を「今日の一曲」と呼び、エールを送っています。
この「Racist, Sexist Boy」のパフォーマンスはEpitaph Recordsからシングルとしてデジタル/ストリーミングでリリースされています。
●「Racist, Sexist Boy」
●「Racist, Sexist Boy」やビキニ・キルのカヴァーなどのフルパフォーマンス映像(30分過ぎから)