オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードが1968年に、
ブラック・サバス(Black Sabbath)の前身バンド、Polka Tulk Blues Bandのために初めて集まったとき、バンドにはサックス奏者とスライド・ギター奏者がいました。アイオミは6人編成時代について、ロックライターのジョン・ウィーダーホーンのポッドキャスト「Backstaged」で振り返っています。
Polka Tulk Blues Bandは、Polka Tulk、Earthを経てブラック・サバスに改名しています。
アイオミによると、最終的な名前の変更のきっかけとなった、バンドが最終的に4人に絞ることになったとき、余分なミュージシャンを外すために、偽の解散が必要だったと話しています。当時4人のほかに在籍していたのは、サックス奏者のアラン・"Aker"・クラークとスライド・ギター奏者のジミー・フィリップスでした。
「最初はうまくいかなかった」とアイオミはバンドの初期の練習を振り返っています。「6人編成のバンドになって、サックス奏者とスライドギター奏者が加わったんだ。正直に言うと、それはひどい状態でした。自分たちが何をしているのかわからなくなってしまったんだ」。
「続けてみたら、サックス奏者もスライド奏者も必要ないということになった。だから、彼らを外すことに抵抗を感じない唯一の方法は、解散する、続けないと言うことだった。そううやって1週間かそこらで解散して、また4人で集まったんだ。6人の時は遊び場みたいなものだった。みんなが同時にソロをやろうとしていたからね」。
ブラック・サバスとサックスといえば、1978年のスタジオ・アルバム『Never Say Die!』のインストゥルメンタル曲「Breakout」にてサックス・ソロが収録されています。